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「陽性のPCR検査の半分以上は感染性の可能性は低いです」- 感染症ジャーナル


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「陽性のPCR検査の半分以上は感染性の可能性は低いです」- 感染症ジャーナル

(図 Protective Mask Pixabay)  (Fig.) アーティクル・イメージ

 

概要

  • 事実: 感染症ジャーナル(Journal of Infection)に掲載された編集者へのレターで、研究者達はこう説明をします、総ての「陽性(positive)」PCR検査の半分以上は、感染性さえない人々でありそうです。
  • 考察: PCR検査は感染か、または感染のない誰かを判断するための適切なツールでしょうか。 何故、これらの検査の問題が、主流の中で完全に認められていないのでしょうか。

 

感染症ジャーナル(Journal of Infection)に掲載された「集団におけるSARS-COV-2感染を検出するためのツールとしてのSARS-C0V-2RT-PCR検査のパフォーマンス(The performance of the SARS-C0V-2 RT-PCR test as a tool for detecting SARS-COV-2 infection in the population)」というタイトルの編集者へのレターは、次のように述べています:

陽性のPCR検査結果が陽性の個人の半数以上が感染性でありえなさそうだという、私達の調査結果に照らして、RT-PCR検査陽性(positivity)は、感染性SARS-C0V-2発生率の正確な計量単位[物差し]として取られるべきではありません。 私達の調査結果は他の人達の発見を裏付けています。それは、感染力を評価し管理するためのゴールド・スタンダード(gold standard)として、「陽性」のRT-PCR検査結果を機械的操作で使用することは、「個人がPCR陽性である時間の50〜75%は、感染症[から回復した]後(post-infectious)になりそうだ」という事実を反映していないことです。

RT-PCR検査結果が陽性の無症候性(Asymptomatic)の個人達は、Ct値が高くなりますし、そして陽性結果を伴う症候性(symptomatic)の個人達よりも感染性である確立は低いです。 Ct値は、ウイルス量(viral load)と感染力に反比例することが示されていますが、至るところの研究所での国際標準化はなく、集団検診(mass screening)のツールとして使用するときRT-PCR検査の解釈に問題含みになります。

この指摘が、過去15か月間に何度も行われました。 世界中の多数の科学出版物や科学者達は、パンデミックが始まって以来、これを繰り返してしてきましたし、そして私は2020年3月以来何度もそれについて書いてきました。

 

上記の声明は、スウェーデンの公衆衛生機関(Swedish Public Health agency)が、次の説明をする通知を彼らのウェブサイトにしている理由です。誰かがCOVIDに感染しているかどうか、または誰かがそれを他の人に感染させることができるかどうかの決定で、ポリメラーゼ連鎖反応(polymerase chain reaction、PCR)検査が、どのように役立たないかと理由を説明します。 基本的にPCR検査は、進行中の感染症を検出し識別するために設計されていません。 代わりに、それが部分的か、生きている[活性]か、あるいは死んでいて[不活性]さえも、遺伝物質を識別します。

PCRは、COVID-19の痕跡を見つけるために、検体(sample)中のこの物質を増殖します。 もしも、鼻腔綿棒から採取した検体に大量のCOVIDウイルスが含まれているのならば、わずか数サイクルの増殖の後に陽性と読み取られますが、一方で少量の遺伝物質を含む小さな検体は、陽性結果を得るために十分な遺伝物質を増殖するために、より多くのサイクル[数]を要求します。 PCR検査はCOVID-19の痕跡をサイクル[数]を介して増殖するので、陽性結果を得るのに必要なサイクル数が少ないことは、検査を受ける人のウイルス量が多く、それ故により高い伝染性の可能性があることを提示しています。

臨床感染症(Clinical Infectious Diseases)誌に掲載された記事では次のことが分かります。サイクル数が35を超える陽性[結果]のPCR[検査]の検体の中で、検体のたった3%だけがウイルス複製を示しました。 これは、次のように解釈できます。もしも、35以上のCt[値]が使用されているときに、誰かがPCRで陽性と検査されたのならば、実際に感染している人[真陽性]は3%未満と言った確率で、そして、その結果が偽陽性(false positive)は97%と言った確率です。 この場合、偽陽性とは、人が伝染性でないか、または他の人達にウイルスを感染させることもできないことを意味します。

このパンデミックを通して、高いサイクルしきい値(cycle thresholds)が使用されてきました。 例えば、カナダ(Canada)のマニトバ州(Manitoba)は、最大40の、場合によっては45ですらCtを使用することを確認しています。 小児科(paediatric)の感染症の専門家の、バイラム・ブライドル(Byram Bridle)博士は、マニトバ州政府に対する証人です。マニトバ州政府はCOVIDと戦うために取った措置で訴えられています。 彼は、PCR検査の信頼性の低さに関する証言を提供しました。 コチラで、あなたはそれについてもっと読むことができます。

パンデミックの初期には、22人の科学者達/研究者達は、進行中のcovid感染を特定することになるとPCR検査が役に立たない、と彼らが考えている理由を説明するレポートを発表しました。 この問題は2007年までさかのぼって提起されています。それは、ジャーナリストのジーナ・コラータ(Gina Kolata)氏、がニューヨークタイムズ(New York times)紙で、PCRテストに基づいてウイルスのパンデミックを宣言することがどのように災害に終わる可能性があるかについての記事を発表したときです。 この記事のタイトルは、「クイック検査への信頼が、そうではなかったエピデミックにつながる(Faith in Quick Test Leads to Epidemic That Wasn’t)」というタイトルでした。

ページをどんどん例で埋めることができますが、短い読み物を優先して、上記で指摘した例を残しておきます。

 

PCR検査に関しては、「症例[数]」を特定するための大量使用に関する懸念と問題が、このパンデミック全体を通して大きな問題となっており、この分野の多くの専門家達は政府に単純に病気の人々に焦点を合わせるように促しています。 さらに、主流メディアと、政府の科学者達[御用学者]はテレビ番組の総ての時間を受けるようですが、この問題にはまったく触れていません。 何故ですか。

  • 訳注: 症状のない人へのPCR検査をしないことを促しています

さらに、もしも私達がこの情報を、屋外で、なおかつ屋内でさえ無症候性の広がりが並外れて低い事実と組み合わせるのならば、何かが非常に明確になります:もしも私達が、病気や症状のない人々の検査をやめたら、「言うまでもなくパンデミック」はありましせんし、そして「症例」の数は劇的に少なくなるでしょう。

あなたは次のように言うことさえできます、これらの「陽性」の症例[数]なしで、封鎖の正当化はありませんし、住民の集団予防接種(mass vaccination)の正当化もありません。 このパンデミック全体と、それと戦うために政府によって実施された措置は、総てが「陽性の症例[数]」に基づいています。

考えるべきこと。

 

 

----- 出典 -----

(掲載終了した元記事のウェブ保存版)

“More Than Half of Positive PCR Tests Unlikely To Have Been Infectious” – Journal of Infection | Collective Evolution

(同様な記事)

thepulse.onestillnessinthestorm.comwww.lewrockwell.com

 

----- 2021/06/25公開の記事を読んで -----

このパンデミックを創り出した立役者がPCR検査なことは、多くの方が気付いています。検査陽性者のうち、50-75%が偽陽性との研究結果が出ています。政府が発表する検査陽性者の、ざっくりとした目安で2/3が偽陽性、1/3が真陽性なのでしょう。

そうなると、Covid死としてカウントされている人数も怪しいものなのかもしれません。

もしも、こうしたことを知っているのならば、まあ、オリンピックは開催できるのかもしれません。

なお、注意しておきたいのは、ジャーナリストは、新型コロナウイルスに対して「PCR検査の運用を症状のある人に限定するべき」という結論を支持しています。

 

----- パズルのピース -----

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