ワープ・ドライブ、光よりも速く移動する技術
ワープ・ドライブ、光よりも速く移動する技術
(図 Space Ship Pixabay) (Fig.) アーティクル・イメージ
今日、光よりも速く移動することは、異なる銀河間の距離、またはそのような大遠距離をカバーするための数学的に証明された方法です。
そうです、それは、アインシュタイン(Einstein)の一般相対性理論によれば不可能です。質量のあるものは何でも、光の速度より速く移動することはできません。今日、世界中の科学者達はこの理論を信じています。そのために、彼らは、一般相対性理論に違反することなく、ごく短い時間で大きな距離をカバーできる方法を探しています。
今日、私達は、宇宙とその振る舞いについて考えを持っています。そして、アインシュタインの相対論は宇宙のあらゆる天体に作用しますが、宇宙自体には作用しないことを、私達は知っています。それが、科学者達が宇宙の広がりについて話している理由です
宇宙は、ビッグバンで約140億年前に作られたことを、私達は認めます。そして、ビッグバンの後、宇宙が光速で拡大しその直径が280億光年を超えてはならない、と私達は仮定することができますが、しかし物理学者達によれば、宇宙の実際の直径は930億光年です。それは、空間が光の速度で伸縮することを意味します。
そして、これは私達に次の考えを与えます。光速に匹敵する宇宙船を作る代わりに、私達は、空間を拡大したり縮小したりできるどんな技術でも作るべきです。
(図 Star Trek Warp Field ウィキペディア経由CC1.0 クレジットД.Ильин: vectorization)
もしも、宇宙船の前の空間を縮小し、宇宙船の後ろの空間を広げたならば、どこにも移動するとなく、宇宙船は、ほんの少しの時間で大遠距離をカバーするでしょう。そして、この技術はワープ・ドライブ(Warp drive)として知られています。
これを理解するために、私達は、宇宙の本質について知らなければなりません。時間がないと空間を理解できません。何故ならば、アインシュタインによると、時空は2つの異なるものではないからです。もしも私達が、理解しようとするならば、長さを使って空間で何かを測ることを知っておくべきです、幅と深さ/高さ、そして、もし私達が4次元目として時間をとるならば、これは時空の真のモデルになるでしょう。
アインシュタインによれば、空間は時間なしには存在せず、時間は空間なしには存在しません。それで、ここで私達は空間を曲げる必要がありますが、空間を曲げることは簡単でも不可能でもない仕事です。しかし、今日の技術では不可能です。何故ならば、巨大な質量を持つ天体だけが時空のファブリック[織物]を曲げることができ、私達は今日の技術でそのような質量を生み出せないからです。
今、私達は、時空間の振る舞いについての考えを持っていますから、今、私達は理解することができます。如何にしてワープ・ドライブは働くのでしょうか。
この技術を可能にするために、私達は、宇宙船の後ろにある空間を広げ、宇宙船の前にある空間を縮小する必要があります。こうすることで私達の宇宙船は、光速以上でそして実際には動かずに、大遠距離を移動します。
この手法に従うと、私達は時間の遅れ(time dilation)として知られている現象のために、問題に直面する必要がありません。何故ならば、この手法だと、宇宙船は旅の移動中は休んでいるからです。
これで私達は、ワープ・ドライブの仕組みがわかりましたが、しかし問題は、これ(空間の圧縮と拡張)は可能でしょうか。
実際そうです。何故ならば私達は、質量が大きい物体が空間を圧縮できることを知っているからです。しかしこれをするためには、私達には土星とほぼ等しい質量が必要ですが、しかし、これは現実の問題ではありません。
これに関する実際の問題は、時空間をどのように拡大できるかです。
これを行うには、私達には負の質量が必要です。これは否定的な意味を持つ天体の概念で、この質量は重力に反して振る舞うでしょう。私達は、この質量を量子レベルで得ることができますが、しかしワープ・ドライブを可能にするためには、私達がまだ見つけていない莫大な量の負の質量が、私達には必要です。
------ 出典 -----
「WARP DRIVE, A Technology To Travel Faster Than The Light!」は、掲載終了しております。
(関連記事)
www.nasa.govwww.sfu.caphys.org
----- 参考ビデオ -----
NASA’s starship could reach Alpha Centauri in just two weeks
(1:43) 2016/09/21
----- 2019/06/02公開の記事を読んで -----
アルクビエレ・ドライブと呼ばれるワープ・ドライブもまた反重力 / 反物質を取り扱うテクノロジーが前提となります。かなりハードルが高く、現在では非現実的な科学技術ですが、いつの日か出来るのも知れません。
さて、宇宙の制限速度たる光速を突破しないと、私達が地球? 太陽系? という檻に閉じ込められているとする説は、現実味を帯びてしまいます。是非とも、光速を突破したいものです。
----- パズルのピース -----
zzak.hatenablog.jpzzak.hatenablog.jpzzak.hatenablog.jpzzak.hatenablog.jp