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オンタリオ州(カナダ)は、COVIDからではない「COVID」入院の50%を認めており、死亡者数も誤解を招くかも知れません


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オンタリオ州(カナダ)は、COVIDからではない「COVID」入院の50%を認めており、死亡者数も誤解を招くかも知れません

(図 Woman Pixabay by Mircea - See my collections)

(Fig.) アーティクル・イメージ

 

概要

  • 事実:
    • オンタリオ州(Ontario)の最高医療責任者の、キーラン・ムーア(Kieran Moore)博士は最近、「COVID入院」の最大50%がCOVIDの結果ではないと説明しました。
    • 他の問題[病気や怪我]のためにやってくる多くの人々が、たまたま陽性と判定され、COVID入院数に追加されます
    • COVIDが原因で亡くなったのか、[SARS-CoV-2の陽性判定がされた]単にCOVIDを持っていて亡くなったのかが定かではないため、死亡者数も誤解を招く可能性があります。
  • 考察:
    • どうして次のことを否定し続けることができるのでしょうか。何ヶ月にもわたって検閲され「誤った情報」ということになっている情報が、実は真実であることが判明し続けています。
    • 権威のある立場にある人々が依然として信頼されているのは、どうしてでしょうか。

 

このパンデミック全体でのCOVIDによる入院者数[病床使用数]と死亡者数は不正確に報告されています。 これは、地球上の複数の地域でのパンデミック全体で政府の保健当局によって明らかにされています。 そのうちの1つは、カナダ(Canda)のオンタリオ州です。

オンタリオ州の最高医療責任者のキーラン・ムーア博士は、12月末に開催された記者会見でこれをもう一度確認しました。 彼はこう述べました、オンタリオ州の毎日報告されているCOVID入院数は、残念ではない話ではありません。

彼は、COVIDによる入院の約50%は、実際にはCOVIDに苦しんでいるわけではないが、足の骨折など他の何かを持って病院に行ったことがあり、たまたま検査で陽性だった人々を表していることを確認しましたトロント・サン(The Toronto Sun)紙は、これを強調する数少ないメディアの1つでした。

ブランプトン(Brampton、グレーター・トロント・エリア(Greater Toronto Area)の郊外)市長、パトリック・ブラウン・エコー・ムーア(Patrick Brown Echoed Moore)氏の声明。 2021年12月29日、CTVニュース・トロント(CTV News Toronto)は次の報道をしました。彼らは多くの医師達からこう聞きました、COVIDの入院数が必ずしも州の現在の状況を正確に把握しているとは限りません。

「彼らは別の処置のために病院に来ましたが、意図せずにCOVIDに感染していることに気づきました、症状はありませんでした。 そうなので、誰かが手術に来るかもしれませんし、そして私達がCOVIDに対して総ての患者を検査しているので、彼ら[医師達]は、そのように見つけます。」

「その後、彼らはCOVIDによる入院として州の報告データに含まれていますが、COVIDtが原因として入院していません。 少し誤解を招くかもしれません」

- パトリック・ブラウン(Patrick Brown)CTVニュース

 

病院は現在、必然的にはるかに低いことが判明するより正確な計数を提示するために、これらの数値を取り除くように求められます。

私達が現在、検査で行っていることは、私達がこれまでに見たことのないことです。 インフルエンザ(flu)やRSVのような他の一般的な呼吸器ウイルスに対して、病院に行かない無症候性(asymptomatic)の人々を含めて、1人1人を検査することを想像してみてください。

症例数を生成し、インフルエンザやRSVで亡くなった全員を検査することを想像してみてください。 これらの数字が死亡者数に追加されることを想像してみてください。 心臓発作の犠牲者を他のウイルスに対して検査し、それを死亡者数に追加したのはいつでしょうか。 これは:決して行われたことがありませんが、COVIDでは行われています。 その数は並外れたものになるでしょう。 RSVはすでに何百万人もの人々を殺し、例外なく当てはまる感染率(infection rate)を持っています。 それは十分論証できることですがCOVIDよりも多いでしょう。

COVIDの「入院」が不正確に描写されているだけでなく、COVIDの「死」も不正確に描写されているようです。 オンタリオ州政府は、自身のWebサイトで、脚注(#7)で次のように述べています。

「致命的(Fatal)」と記されたあらゆる症例が、死亡データに含まれます。 COVID-19が死因に寄与したか、または根本的な死因と判断されたかどうかにかかわらず、死亡者数に含まれます。

 

これは、早くも2020年6月にトロント公衆衛生(Toronto Public Health)により表明されました。

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https://twitter.com/TOPublicHealth/status/1275888390060285967

 

これはこの意味です、どれだけの人数か私達はわかりませんが、COVIDではなく他の何かの結果として発生した一部の死亡者数が、COVID死亡者数に追加されました。 ここには、誤解を招くような数字の膨張の大きな潜在性があります。

 

オンタリオ州の公衆衛生(Ontario Public Health)の声明は、カナダの公衆衛生機関および職員が何度も繰り返した声明と同じです。 オンタリオ州保健省(Ontario Ministry Health)の上級コミュニケーション・アドバイザーの、アンナ・ミラー(Anna Miller)氏によれば、

保健ユニットにより、公衆衛生情報データベース(public health information databases)へのデータの記録方法の結果として、同省は次のことを正確に分離することができません。COVIDが死因として直接亡くなった人と、COVID感染をしていて亡くなった方達の人数。

 

米国では、CDCデータは次のことを示しています。COVID-19で亡くなった人々の95%は、死因として少なくとも1つの併存疾患(comorbidity)がリストされています。 平均は4つの併存疾患です。 私達は、確実に次のことを言うのに十分なことを知りません。これらの人々はCOVIDが死因なのか、それともCOVIDが彼らの死に貢献したかどうか。 おそらくそうだった場合もあれば、そうでなかった場合もあります。 誰に分かりますか。 これが問題です。

この種の誤解を招くデータの例は、複数の国に数多くあります。

 

イリノイ州公衆衛生局(Illinois Department of Public Health)長のゴジ・エジケ(Ngozi Ezike)博士は、パンデミックの最初の波の間に次のように述べました。

ホスピスにいて、既に数週間の生存期間が与えられていて、COVIDに感染していることが判明した場合、明確な別の死因で亡くなったにもかかわらずCOVID死としてリストされ、COVID死亡者として数えられます。 そうなので、COVID死としてリストされている誰でも、それが死因だったという意味ではありませんが、しかし、彼らは亡くなる時にCOVIDに感染していました。

彼女の発言は当時多くの論争を引き起こしました。 また、死亡者数が過小評価される可能性もあります。 ジョン・イオアニディス(John Ioannidis)博士(以下のビデオの紳士の1人)がヨーロッパの疫学ジャーナル(European Journal of Epidemiology)に発表した最近の論文は次のように提示しています。多くの国では、COVIDによる死亡が過大報告されている一方で、他の国では過少報告されている可能性があります。

確実に十分な注意と適切な議論を受け取っていないことの1つは、封鎖(lockdowns)の壊滅的な影響です。 データはこう示しています、封鎖だけでも、COVIDよりも多くの人が亡くなっています。 興味があれば、コチラであなたはでその議論にさらに飛び込むことができます。

以下は、ビナイ・プラサード(Vinay Prasade)医学博士(MD)、公衆衛生学修士(MPH)と、スタンフォード大学(Stanford)の医学および疫学(Epidemiology)の教授の、ジョン・イオアニディス(John Ioannidis)博士のビデオです。 その中で彼らは、まさに死亡者数を数えることや、死因に帰することがいかに「複雑」であるかについて議論します。 動画は56:38に開始するようにタイムスタンプされています。これは彼らが、56:38から死亡者数について議論し始めるところだからです。 再生をクリックするだけです。

John Ioannidis - Where are we now with COVID19? - YouTube

(1:45:38) 2021/12/10

 

 

----- 出典 -----

thepulse.one

 

----- 参考記事 -----

www.asahi.com ・・・ 2022/02/11

 

----- 2022/01/05公開の記事を読んで -----

以前よりCOVID入院数[病床使用数]やCOVID死者数が膨らんでいる指摘がありましたが、ようやく具体的な数字がカナダから出て来ました。大雑把な感想としては、PCR検査の偽陽性の割合(50%~75%)に似ています。

日本とカナダはともに先進国で、WHOの死因コード(ICD-10)に従い、検査に大きな違いがないと考えて良いでしょう。そうならば、日本国内でもカナダのオンタリオ州と似たような状況ではなかろうかと思われます。

 

2/11に国内の各メディアが、COVID死の累計が2万人を超えたと報道しました。額面通りかは、かなり違和感があります。

ご安全に !

 

----- パズルのピース -----

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