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私達の最も信頼できるパンデミックの数字は意味を失っています


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私達の最も信頼できるパンデミックの数字は意味を失っています

(図 Mask Pixabay)  (Fig.) アーティクル・イメージ

 

新たな研究はこう提示しています、COVID-19で入院した人のほぼ半数は、軽症または無症候性の症例を持っています。

 

少なくとも12,000人のアメリカ人が今月(2021年9月)COVID-19で既に亡くなっています。これは、国が最近の症例数の急増に見舞われたためです。 しかし、この瞬間の危険性を表すために、別の心配な統計がしばしば引用されます: 今現在米国で、COVID-19で入院している患者の数は、2月の初め以来と同じくらい高いです。 特定の場所ではさらに悪くなります: アーカンソー州(Arkansas)やオレゴン州(Oregon)を含む一部の州では、最近これを見ました、これらの州でのCOVIDによる入院数は、パンデミックの前のどの段階よりも高いレベルに上昇しました。 しかし、後者の数字は実際に私達に、どれだけのことを教えているのでしょうか。

 

当初から、COVID入院数は、病気により提起されたリスクを追跡するために、重要な測定基準として役立ってきました。 昨年の冬、この雑誌はそれを「最も信頼できるパンデミックの数字」と説明しましたが、一方で、ヴォックス(Vox)[米国のデジタル・メディア会社]は、心臓専門医のエリック・トポル(Eric Topol)氏がこう述べたと引用しました、それは「私達がどこにいるかを示す最良の指標」です。 一方では、死亡者数は最終性を提供しますが、しかし、それらは遅れている信号ですし、重大な病気に苦しんだが生き残った人々を説明しません。 一方で、症例数は、たまたま検査を受ける人々とその人数に依存します。 思うに、入院数は、重度の病気の見地から、パンデミックの真の犠牲者のより安定した信頼できる尺度を提供します。 しかし、本日プレプリントとしてリリースされた(まだ正式に査読されていない)入院記録の新しい全国的な研究は、次のことを提示しています。この尺度の意味は簡単に誤解され得ます - そして、それ[尺度となる数字]は時間の経過とともに変化しています。

もしも、あなたがいつでもCOVIDによる入院の数を理解したいのならば、あなたは各々の患者が実際にどれだけ病気なのかを知る必要があります。 今まで、それを見出すことは、ほとんど不可能でした。 連邦政府(federal government)は、COVIDの検査で陽性となった全部の患者を報告することを病院に要求していますが、それでも、COVID入院の全集計は、さまざまな州および連邦のダッシュボードで利用可能になり、メディアによって広く報道されましたが、病気の重症度に基づいて区別されません。 一部の患者達は、挿管する(intubated)などの広範な医学的介入を必要とします。 その他[の患者達]には、酸素補給またはステロイドデキサメタゾン(steroid dexamethasone)の投与が必要です。 しかし、病院にはかなり軽症(mild)の症状を示すCOVID患者もたくさんいます。彼らは、併存症(comorbidities)疾患のため、または彼らが息切れを(short of breath)感じたと報告したので、さらなる観察のために入院しました。 この集計での患者達のもう1つの部分は、COVIDとは関係のない何かのために病院にいて、そして次のことが発見されました。彼らは、入院時に検査されたという理由だけで、彼らは感染しました。 各々のカテゴリに分類される患者達の人数は、かなりな憶測の話題になっています。 8月に、ハーバード大学医学部(Harvard Medical School,)、タフツ医療センター(Tufts Medical Center)と退役軍人医療制度(Veterans Affairs Healthcare System)の研究者達が調査を決定しました。

 

研究者達は、以前に同様の質問に答える試みをしました。 5月に発表された2つの別々の研究に対して、カリフォルニア(California)の医師は、正確に各々のCOVID陽性の子供が病院に入院した理由を理解するために、小児(pediatric)患者達の数百のチャートを1つずつ通読しました。 彼ら[子供達]はCOVIDの治療が必要でしたか、それとも癌治療や精神医学的(psychiatric)エピソードのような入院する他の理由がありましたか、そしてCOVID診断は単なる偶然だったのでしょうか。 研究者達によれば、彼らが調べた入院の40から45パーセントは、後者のグループでの患者達に対してでした。

 

今週出た論文の著者達は、今度は大人向けに、同様の質問に答えるために別の方針を取りました。 数百人の患者が2つの病院に入院した理由を注意深く見る代わりに、彼らは、全国の100以上の在郷軍人局病院(veterans administration hospital、VA hospitals)で、50,000近くのCOVID入院の電子記録を分析しました。 次に、各々の患者は酸素補給が必要だったかどうか、また血中酸素濃度が94%未満かどうかを確認しました。(後者の基準は、国立衛生研究所(National Institutes of Health、NIH)の「重度のCOVID」の定義に基づいています。) もしも、これらの条件のいずれかが満たされたのならば、著者達は、その患者を中等症(moderate)から重症(severe)の疾患に分類しました; それ以外の場合、症例は軽症または無症候性(asymptomatic)と見なされました。

研究は次のことを発見しました。2020年3月から2021年1月初旬まで - 予防接種が普及する前で、デルタ株(Delta variant)が到着する前 - 軽症や無症候性の疾患の患者の割合は36%でした。 しかしながら、2021年の1月中旬から6月末まで、その数は48%に上昇しました。 言い換えると、この研究は次のことを提示しています。2021年にCOVIDデータ・ダッシュボードに表示された総ての入院患者達の約半数は、完全に別の理由で入院したか、疾患の軽症の症状だけだったかも知れません

この増加は、予防接種を受けた入院患者達に対してはさらに大きく、そのうち57%が軽症かまたは無症候性の疾患でした。 しかし、予報接種の未接種の患者達もまた、平均して、パンデミックの初期よりもそれほど深刻でない症状を現わしています: この研究では、1月21日以来、症例の45%が軽度または無症候性なことを発見しました

ボストン(Boston)のタフツ・メディカル・センター(Tufts Medical Center)の感染症専門医(infectious-disease physician)で病院疫学者(hospital epidemiologist)、そして研究の共著者の1人のシラ・ドロン(Shira Doron)氏によれば、後者の発見は、次の事実により説明されるかもしれません。ワクチン時代の予防接種が未接種の患者達は、COVIDに対する脆弱性が低く、過去に感染した可能性が高い若いコホート(cohort)になる傾向があります。

研究の限界の中には、退役軍人制度(VA system)の患者達には、女性が少なく子供達がいないので、全体として米国の人口全体を代表するものではありません。 (なお、新たな調査結果は、2つの小児科入院研究から反映しています。) また、多くの医療センターと同様に、退役軍人局には全入院患者のCOVIDを検査する方針がありますが、しかし、これは普遍的な実践ではありません。 最後に、ほとんどのデータ - 2021年に入院した患者からでも - は、デルタが広がる前のパンデミックの段階に由来し、最近の何ヶ月かで比率が変化した可能性があります。 この研究は6月30日まで実施されましたが、しかしながら、デルタの波がブレイクしそうなときで、そして、中等症から重症の呼吸困難(respiratory distress)の患者の割合が、観測期間の終わりに上向な傾向なことは見つかりませんでした。

ピッツバーグ大学医療センター(University of Pittsburgh Medical Center)の感染予防(infection prevention)と病院疫学(hospital epidemiology)の医療ディレクターの、グラハム・スナイダー(Graham Snyder)氏は、研究の背後にある考え方とそれが調査するものは重要ですと述べています。にもかかわらず、彼は私にこう伝えました、それは酸素投与の状態を超えて、もう少し詳細とニュアンスの恩恵になるでしょう。 しかし、コロンビア大学(Columbia University)の感染症専門医(infectious-disease specialist)の、ダニエル・グリフィン(Daniel Griffin)氏は私に次のように伝えました。集中治療の入院など、病気の重症度のために他の評価基準を使用することは、さまざまな制限が存在しています。 1つには、病院が異なれば、患者をICUに受け入れる基準も異なります。

 

これらの専門家が言うには、その研究の重要な含意の1つは次のことです。ワクチンの導入は、軽症や無症候性の疾患を持つCOVID入院患者のより大きな負担と強く関係があります。 「次のことは過少報告されています。ワクチンがあなたの人生をどれだけ良くするか、あなたがどれくらいほぼ病気になり得ないか、もしも入院してさえも病気が軽い」とスナイダー氏は述べました。「それが、この研究での宝石です。」

「人々は私にこう尋ねます、『どっちにしろ、もしも私が病院で最後になるのならば、なぜ私は予防接種を受けるのでしょうか』」と、グリフィン氏は述べました。「しかし、私はこう言います、『あなたは、退院して終わるでしょう。』」 彼は次の説明をしました。一部のCOVID患者達は、彼らは最小限の治療だけを必要とし、比較的早く退院する「ソフト(soft)」入院が確実です; 他の患者達は、抗ウイルス薬(antiviral drug)のレムデシビル(remdesivir)を5日間[投薬]しているか、または喉にチューブを入れている状態にあるかも知れません。 彼はこう言いました、この研究の価値の1つは、一般の人々がこの区別を理解するのを助けます - そして、総てのCOVID入院が同じではない事実です。

 

けれども、この研究は次のことを実証しています。ジャーナリストや政策立案者が引用したCOVIDの入院率(hospitalization rates)は、もしも注意深く検討されないのならば、誤解されやすい可能性があります。 明らかに今現在、多くの患者達が重病です。 私達はまた次のことを知っています。 軽症の病気でさえ[入院する]COVID患者による病院の過密は、[COVID以外の]他の治療を必要としている患者に対して否定的な含意を持ち得ます。 同時に、この研究は次のことを提示しています。COVID入院数集計は、重症や中等症の疾患の有病率(prevalence)の単純な尺度として採用できません、何故ならばそれら[COVID入院数集計]が真の数を2倍に膨らませるかも知れないからです。 「私達は、政策を推進し、コミュニティや、州や、国への危険度のレベルを評価する評価基準として、症例数から入院数に移行しようとしています」と、ドロン氏は、学校の閉鎖、事業制限、マスク要件などに関する決定に言及して、私に伝えました。「私達は、入院の定義を改善すべきです。 COVID由来ではなく一緒にいる患者達は、その評価基準に属していません。」

 

本編のおススメ

 

 

----- 出典 -----

www.theatlantic.com(同様な記事)

www.investorvillage.comwww.lipstickalley.comconcernedamericandad.com

 

----- 2021/09/14公開の記事を読んで -----

MSN.COMにも掲載され、この先、他のジャーナリストから引用されそうなトピックです。

さて、パンデミックとは、どのような方法で測定されて判断されるのでしょうか。

  1. 検査結果が陽性となった人数でしょうか。疫学の計算で登場するベイズの定理で、有病率を勘案し偽陽性の出現が避けられないことを踏まえれば、検査結果が陽性となったことを感染確認者と称するのは不適切です。

    検査陽性者数をパンデミックかどうかの判断基準にすることは、不可解な基準です。

  2. そうなると、入院数に白羽の矢が立ちますが、本編で指摘されている通り、他の病気などで入院していることとの区別や、治療がほぼ不要の無症候や軽症の検疫[隔離]と、かなりな治療が必要な中等症/重症の区別をしっかりしないと数字は膨らみます。

    入院数をパンデミックかどうかの判断基準にすることは、マユツバな数字になりかねません。

パンデミックとは、いったい全体、どのような客観的な数字を持ってしてそう呼ばれるものになるのでしょうか... ?

 

パンデミック - Wikipedia

 

----- パズルのピース -----

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