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エイリアン・ショック:生命は「宇宙共通」でなければならないと、天体物理学者は述べます


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エイリアン・ショック:生命は「宇宙共通」でなければならないと、天体物理学者は述べます

(図 子供 Pixabay)

(Fig.) アーティクル・イメージ アイラペチアン博士は生命を信じています

 

NASAのヘリオフィジックス科学科(Heliophysics Science Division)の上級天体物理学者であるウラジミール・アイラペチアン(Vladimir Airapetian)博士は、メリーランド州(Maryland)のゴダード宇宙飛行センター(Goddard Space Flight Centre)で開催される、イベントのために集まる有名な科学者の中にいます。

シンポジウム「若い太陽の下での地球惑星の環境(Environments of Terrestrial Planets Under the Young Sun)」と題して:生体分子の種子について、私達の惑星で生命がどのように発展したかについて私達が知っていることを利用することを目指しています。それが他の惑星 - 火星のような私達の太陽系内のもの、さらに飛行した外惑星を含む - で繁栄するためには、どのような条件が必要なのかを理解するのに役立ちます。

アイラペチアン博士は次のように述べています:「生命が地球上に現れた場合、複雑な細胞生活の初期の証拠は次のことを意味しています。生物の起源は、条件が有利になるとすぐに、1億年未満の時間スケールで発達する急速なイベントです。」

「この議論は、次のことを暗示するかもしれません。化学的なことや入手可能な水とエネルギー源が、地球に類似したような世界での生命は、太陽タイプの星の周りの地球型の外惑星で、かなり一般のプロセスでなければなりません。」

アイラペチアン博士は生命がどのように進化したかという問題について語りました。- 一般に、科学界では生命発生(abiogenesis)と呼ばれています – これは、「現在の科学での未解決の最大の問題の1つ」でした。

彼は付け加えました:「生命が他の恒星の周りの惑星で始まったのか、あるいはいつまでその惑星がどれくらい生命のために存続できるかは、現在は不明です。」

「事実として、居住可能な惑星を探す場所について、私達は表面的な概念しか持っていません。」

「これの主な原因は次のとおりです。生命の開始に必要な詳細な条件と、私達に知られ生活する惑星地球上で、地質学的タイムスケールでの生命を促進することへの理解の欠如です。」

 

(Fig.1) 火星は生命の有望な候補だと、アイラペチアン博士は考えています

 

この地球上で単純な生物を生み出した化学プロセスについて、より多くの科学者が理解するにつれて、基本原理について理解を深めることができます。その原理は、一般的な生命に当てはまると他にも適用されるでしょう、と彼は説明しました。

太陽フレアから惑星の表面上の火山活動まで、多くの要素が進化の過程を助けることができる、と彼は述べました。

彼は述べました:「シンポジウムの中心的な目的は、これらの努力を統一して調整して理解することです。  地球、火星と金星の初期、そして生物以前の化学の開始に及ぼす影響と、ヘリオフィジカル(heliophysical)[太陽物理学]、磁気圏、電離層、気候、地質環境との相互作用を特徴づけることです。」

最後の60年は、初期の地球の生物以前の化学を研究するための理論的かつ実験的な研究の多くを目の当たりにしていた、とアイラペチアン博士は述べました。

 

(Fig.2) イベントでは、地球上で生命がどのように最初に発達したかを考察します

 

彼は次のように付け加えました。「これは生命のビルディング・ブロックの問題での、偉大な複雑さを明らかにしました。」

「また、高い還元的な環境としての初期の大気は、弱く還元する環境に変化したとする見解もあります。」

新しいモデルでは、初期の火星と金星の化学的性質は、地球の大気の化学的性質と類似している可能性があり、自由エネルギー源と貯水池が利用可能性なら、生命のビルディング・ブロックの開発を可能にしたかもしれないことを提示しています。

「これは、今後の火星2020の観点から特に重要です。それは、  現存するまたは現在の生命体の形跡をバクテリアの形で探索するために、惑星の土を2フィートに掘削します。」

「私は、近いうちに発射される次の火星探査機に期待しています。それは、火星と地球上の生命の起源について根本的な答えを出すことができます。」

 

----- 出典 -----

掲載終了しております。

(同じ内容の記事)

www.express.co.uk

 

 

----- この記事を読んで -----

生命起源、生物起源の科学的な洞察で、自然発生と進化をモデル化しています。神が人類を創造したとするバックグラウンドを持つ、宗教や宗派からは嫌がられる内容でしょう。

いくつかの説があると思います。ところで、生命の「発生」と「進化」はセットなのでしょうか、それとも線引きをして考えるべきなのでしょうか。

また生命の発生については、低分子の有機化合物から始まるとすると、変異(ミューテイト)を踏まえると余りにも時間がかかり過ぎます。生命の「種」そのものを何者かが宇宙に蒔いているのでしょうか。

一方で、地球に実際に居る、哺乳類と有袋類を比較すると興味深いです。哺乳類と有袋類に、大雑把にですが対応する動物がいます。私達は人類は、哺乳類のヒトです。有袋類からヒトに進化していないのは何故なのでしょうか。

同様に、爬虫類についての対比も興味深いのですが、いずれ機会がありましたら。

 

Extraterrestrial life - Wikipedia

Heliophysics - Wikipedia

 

----- パズルのピース -----

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