ミステリアスなチリの陥没穴が、地下鉱山の近くで開口

(図 Candelaria mine, Chile GoogleEarth)

チリ北部の陥没穴は、NBA(National Basketball Association)コートよりも広い

大規模な陥没穴の驚きの画像が現れました。これは、チリ(Chile)北部の地下採掘事業の近くで開口しました。

チリ当局が、幅105フィート(約 32 メートル)、深さ210フィート(約 64 メートル)と見積もる陥没穴は、土曜日に初めて現れました。

「発見後、その地域はすぐに隔離され、関連する規制当局に通知されました」と、この現場を所有するカナダ(Canadian)の企業、ランディン・マイニング(Lundin Mining)社は声明で述べました。「人、設備、インフラへの影響はありません。」

同社はまた、こう言いました、シンクホールは「発見以来、安定」したままです。

Huge circular sinkhole opens up in Chile

(0:41)　2022/08/03 ・・・追加ビデオ

(Fig.1) 8 月 1 日月曜日に撮影された航空写真が、大きな陥没穴を見せています。チリのアタカマ砂漠(Atacama Desert)にあるコピアポ県(Copiapo Province)ティエラ・アマリリャ(Tierra Amarilla)の鉱山の町の近くに、週末に現れました。

「ミネラ・オホス・デル・サラド(Minera Ojos del Salado)の操業の一部であるアルカパロサ鉱山(Alcaparrosa mine)は継続的に監視されており、表面の陥没穴に関連する動きは発見されていません」と、付け加えました。

陥没穴が開いた理由は直ちには明らかになりません。

(図 Shinkholeの場所 27°27'48.25"S 70°16'20.21"W GoogleEarth)　※ グーグルアースには穴は写り込んでいません。下記リンクの画像とほぼ同じ構図

(Fig.2) カナダの会社ランディン・マイニング社が運営するアルカパロサ鉱山の近くの穴の周りに 328 フィート(約 100 メートル)のセキュリティ境界線が設置されました。

セルナゲオミン(Sernageomin)とも呼ばれるチリの地質学と鉱業の全国サービスは、こう言いました、そのスタッフは情報を収集し、技術レポートを準備するために現場を訪れています。

(図 Shinkholeの場所 27°27'48.25"S 70°16'20.21"W GoogleEarth)　※ グーグルアースには穴は写り込んでいません。下記リンクの画像とほぼ同じ構図

(Fig.3) 陥没穴は発見されて以来安定しています、とランディン・マイニング社は言います。

「地域統括部(Regional Directorate)とセルナゲオミンの中央レベルの専門家が、何が起こったのかを確認するために地域を見学しました。亀裂があるかどうかを確認し、実際の状態を確認するために鉱山に入りました」と、その国の局長であるデビッド・モンテネグロ(David Montenegro)氏は言いました。

----- 出典 -----

Mystery Chile sinkhole opens up near underground mine | Fox News

Absolutely ginormous sinkhole opens up in Chile – and it’s growing | Metro

Mysterious sinkhole opens up in Chile, leaves investigators puzzled as 'it's still growing' | TimesNow

The black hole of Chile: 82ft-wide, 650ft-deep sinkhole appears near small town | DailyMail

www.portalminero.com

----- 2022/08/03公開の記事を読んで -----

8月の初めに入って来たトピックです。穴から何か出て来そうな印象です。

ミステリアスなトピックもある、南米チリの北部のアタカマ砂漠圏に入るエリアです。

グーグルアースで位置特定をしたことで、周囲の地形も把握でき、この穴の場所が谷底にあたることも分かりました。

そうなって来ると、地下水脈による浸食が濃厚です。つまり水中洞窟のようなものがあって、その洞内の水位によっては洞窟の天井が崩落することがあります。天井崩落の規模によって、竪穴ができたり、谷ができたりもします。

そうして、地下河川の水が得られれば、泉と呼ばれたり、井戸と呼ばれたりするのでしょう。