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サイケデリックを使用せずに「サイケデリックな状態」を誘発する方法


サイケデリックを使用せずに「サイケデリックな状態」を誘発する方法

(図 Color Pixabay by Pattadis Walarput)

(Fig.) アーティクル・イメージ

 

概要

  • 事実: ホロトロピック呼吸(Holotropic breathing)はいくつかの病気を助けることが知られており、サイケデリック(psychedelics)[幻覚を起こさせる/幻覚薬]を使用せずにサイケデリック状態を誘発するために使用することもできます。
  • 考察: サイケデリックの使用は流行になっているでしょうか。 私達は、それらやその目的を真に理解せずに虐待しているのでしょうか。 私達は、実際に向き合う代わりに、私達の問題を回避するために、それらを使用していますか、またはその逆でしょうか。

 

* Reset.me(a)のオリジナル記事に触発されました。*

 

人間は、意識状態の変更する体験に対して、独特の食欲を持っています、そしてこの傾向は、アルコール、カフェイン、ニコチン、サイケデリックなどへ私達を惹きつけることなど、今日の社会文化の多くの面で明白です。

しかし、物質の助けなしで、これらの変更された状態にアクセスすることは可能でしょうか。 私達は皆、私達の潜伏性(latent)のトラウマを癒すための、内部メカニズムを持っているのでしょうか。

 

83歳のチェコ人(Czech)生まれの精神科医、スタニスラフ・グロフ(Stanislav Grof)博士は、普通でない状態(non-ordinary states)の治癒能力に魅了されました、そして彼はこれらの質問に対する答えを持っています。

スタニスラフ氏は、ホロトロピック呼吸法(holotropic breathwork)と呼ばれる力強いテクニックを教えています。これは、彼が開発し、70年代半ばからクライアント[依頼人]に教えてきたプラクティス[実践]です。

ホロトロピック呼吸法を特に魅力的にすることは、サイケデリックな状態を誘発する、その注目すべき能力です。

そのプロセス自体はかなり単純です:特別な設定で、呼吸の加速と換情的(evocative)な音楽を組み合わせます。 マットの上に横たわり目を閉じる一方で、意識の普通でない状態に入るために、各人が自分の呼吸と部屋の音楽を使います。

この状態は、個々の精神の自然な内面的治癒過程をアクティブにし、彼または彼女に、内在的な経験の特定のセットをもたらします。 プロセスを導くこの内面的な治癒知能で、体験の質とフォース(forth)がもたらすコンテンツは、その特定の時間と場所にいる各人に固有です。 循環するテーマは一般的な一方で、2つのセッションは同じではありません。

 

どのようにLSDがホロトロピック呼吸法に影響を与えたか

スタニスラフ氏のキャリアの初期段階では、LSDは科学研究と心理療法(psychotherapy)[精神療法]の領域に突入したばかりでした。

LSDでの研究をする一方で、スタニスラフ氏は、妊婦向け(prenatal)と周産期(perinatal)の心理学と、トランスパーソナル(transpersonal)心理学のための理論的な枠組みを開発しました、その中で、LSDのトリップ[幻覚を見ること]と、他の強力な感情的体験は、人の初期の胎児(fetal)や新生児(neonatal)の体験に写しこまれました。

それにもかかわらず、彼の仕事は、規制物質法(Controlled Substances Act、CSA)に基づき、LSDと他のサイケデリックが1960年代後半に禁止された後に中止されました。 スタニスラフ氏は、これらの変化した状態が人々を助ける深遠な力を持っていることを知っていました、そしてこの知識は、人々が麻薬なしでこれらの状態にアクセスすることを許すだろうテクニックを開発するために、彼をたき付けました。

スタニスラフ氏の代表作として見ることができる技術の、ホロトロピック呼吸法(holotropic breathwork、HB)に入ってください。

 

(図1 Stanislav Grof by Anton Nossik crop ウィキメディア経由CC3.0 クレジット Anton Nosik)

(Fig.1) スタニスラフ・グロフ医学博士は、1960年にチェコスロバキアプラハにある精神医学研究所でLSD心理療法的使用に関する研究を始めました。 彼は、国際トランスパーソナル協会(International Transpersonal Association)の創設者で会長であり、世界中の学術およびワークショップの設定で教え、講義してきました。 彼のホロトロピックブ呼吸法テクニックは、36か国以上で600人以上の訓練を受けたファシリテーターが実践しており、人々が身体的および感情的なトラウマを癒すのに役立つことが知られています

 

何故ホロトロピック呼吸法を試すのでしょうか

私達の過去の潜在意識(subconscious)のトラウマ[精神的外傷]は、私達の心(psyche)[プシュケー]の深い隅に隠れていると言われています。 ここで、それらの心のわだかまりは、私達の人生の遅くに、身体的または感情的な病気(ailments)[(通例軽いまたは慢性の)病気]として最終的に浮上しますが、しかし、多くの場合私達の自我により覆い隠されます。

これは、ホロトロピック呼吸法が重宝するところです。 テクニックや、もしくは月経前(premenstrual)の緊張は、常用癖(addiction)からの回復をサポートし、直感的な洞察を受け取り、または私達の生活の厄介な領域を簡単に明確にします。

加えて、参加者は次の報告をします。それは彼らが、彼らの人生の意味と目的を見つけ、否定的な考えを手放し、死への恐怖を減らし、蓄積されたストレスとトラウマを解放するのを助け、同様に彼ら自身の身体的や感情的そして精神的な部分とのより大きな繋がりの感覚を感じるのを助けました。

さらに、HB(Holotropic Breathwork)の研究は、過去30年間、実のあるものでした。 これらの研究と分析は、HBの可能性で肯定的な結果を提供していました。 査読付きジャーナルがHBについて言っていることを見るには、スタニスラフ氏のHBのウェブサイト(b)をご覧ください。

 

HBセッション中に何を期待しますか

 

(Fig.2) ホロトロピック呼吸法セッションは、換情的な音楽のガイダンスとともに、2〜3時間の深呼吸テクニックを含みます。 支援が必要な場合に備えて、各参加者には「シッター」が近くにいます

 

プロセスには、参加者と「シッター(sitter)」が含まれます。シッターの仕事は、参加者が簡単に利用できるようにすることですが、しかし、その他の点で参加者を気にしません。 音楽でセッションをやさしく指導する、ファシリテーター(facilitator)についても同じです。

参加者はマットの上に横になり、初めにより深いレベルのリラクゼーションを通して体験します。 そうして、ファシリテーターが呼吸の開始を案内し、一方で彼らのリズムを見つけるために彼らを励まします。

次の2〜3時間、参加者はさまざまなレベルの状態の変化を経験します。換情的(evocative)な音楽が彼らを自分の精神にどんどん深くしてゆきからです。じっと座っている人もいれば、ロックしたり、泣いたり、音楽に向かっている人もいます。

体験には、さまざまな身体的感覚、喜びや心の平静(serenity)の深い感情、「ヨガの睡眠(yogic sleep)」、瞑想状態などを含めることができます。 いくつかの再体験のトラウマや誕生プロセス、一方で他の人は、神話的かまたは原型的(archetypal)なストーリー、過去世の経験や直接のスピリチュアル(spiritual)とか宗教的な目覚めとの遭遇を報告します。

多くの人は、感情的に充填し満たされた視覚的画像を見て、彼らの体の中を動くエネルギーを感じ、直感的な洞察を受け取り、彼らの生活における厄介な問題をクリアにしています。

ご覧のように、ホロトロピック呼吸法は、各参加者にユニークな体験を提供します。

 

HBはあなたにぴったりのツールかもしれません

グロフ・トランスパーソナル・トレーニング(Grof Transpersonal Training)により訓練され認定された619人を超えるファシリテーターがおり、36か国でワークショップを提供しており、HBのメリットを体験することは多くの人が可能です。

詳細については、ホロトロピック呼吸法ための国際協会(b)の、ウェブサイトを必ずチェックしてください。

あなたは、このテクニックについてどう思われるでしょうか。 あなたは、物質を使うこなしに、意識状態の変化を誘発する他の方法をご存じでしょうか。

 

お持ち帰り、CE(当誌)からのメモ

サイケデリックな物質はかなり人気になりましたが、しかし、私達はそれらが実際に何をし、それらの真の目的をある程度見失っています。 悟り(enlightenment)への近道というものはありません。 私達はこう思うかもしれません、何故ならば私達は体験中に洞察を得るので、旅は終わりました。 これが当てはまらない理由はこの原因です、総ての違いを生む洞察であなたか何をするかです。

私達が利用できるさまざまな意識の拡大方法により、それが心を超えてどのようなものであるかを、あなたはひと目見るかもしれませんが、しかし、もしも私達が心の中にいることを実践しなければ、私達は経験と挑戦から変化することはありません、私達はこれらの物質のいずれか、または、その問題のために他の方法を持っています。

あなたは、サイケデリックに関する私達の考えについて詳しく読むことができます、以下のリンク先の記事(c)をご覧ください。

 

 

----- 出典 -----

(掲載終了した元記事のウェブ保存版)

How To Induce A ‘Psychedelic State’ Without The Use Of Psychedelics | Collective Evolution

(同様な記事)

stillnessinthestorm.comwww.nexusnewsfeed.com

 

----- 2018/12/26公開の記事を読んで -----

呼吸法により、LSDの服用と同等の効果が得られるということでしょうか。そもそも、エンドルフィンのようなモルヒネの一種を生体として持っています。また、別の記事で紹介されているように瞑想により脳内変化が現れることもあります。

こうした意識による肉体のコントロールは、未だ未だ解明されていないことが多いです。生命⇔意識のカテゴリーは、とても興味深いです。

意識を鍛えるというか、訓練するというか、そうしたことで肉体を守れるようになると、違った世界になるのでしょう。

統計的な手法を使うと、それなりの再現性も出てきそうで、非科学的とか言っていられなくなりそうです。

 

エンドルフィン - Wikipedia

 

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