イスラエル首相：20日で4倍になる深刻なCOVID症例数、私達は新しい制限を課さなければならない

f:id:Zzak:20210825051918j:plain

保健省(Health Ministry)の上級幹部はハアレツ(Haaretz)紙にこう伝えました、イスラエル(Israel)はデルタ株が広がる真っ最中、9月の休暇期間中に封鎖の準備をしています；イスラエルは3,818の新たなコロナウイルス症例を記録し、5か月の記録を破りました。

ナフタリ・ベネット(Naftali Bennett)首相(Prime Minister、PM)は火曜日に連立党首(coalition party heads)とCOVID感染率の上昇について話しました。それは、今日の午後に行われる予定のコロナウイルスの内閣(cabinet)会議の数時間前です。

Experts explain: If most Israelis are vaccinated, why is COVID surging

(1:05:08)　2021/08/05

ベネット首相はこう述べました、さらなる制限をすでに課す必要があり、20日以内に重篤(critical)な患者の数は800人に増えると予想されていると付け加えました。

保健省の高官は火曜日にハアレツ紙に次のように伝えました。同省は9月の休暇期間中に封鎖を実施するための基礎を設置しています。

イスラエルのコロナウイルスの内閣は、感染の拡大を阻止するためのさらなる措置について話し合うために、火曜日に会合する予定です。

新たなコロナウイルスの症例は火曜日に4,000件に近づきました。保健省のデータは3月上旬以来初のことだと示しました。月曜日に診断された3,818の新しいCOVID症例に加えて、イスラエルはまた、221の人々の深刻な状態にある患者の4ヶ月の最高数を記録しました。

陽性のコロナウイルス検査[結果]の割合も着実に上昇しており、陽性[結果]を返した月曜日の検査は3.78パーセントです。

(Fig.1) イスラエルにおける日毎と、深刻なコロナウイルスの症例数

また火曜日、クネセト(Knesset)の委員会(panel)は、18か国からの総ての到着者達に、国に上陸した後に強制検疫に入ることを要求することを承認しました。これには米国(United States)、ドイツ(Germany)、フランス(France)、イタリア(Italy)、ギリシャ(Greece)が含まれます。この要件は金曜日に有効になりますし、そしてまた、ウクライナ(Ukraine)、アイスランド(Iceland)、エスワティニ王国(Eswatini)、ボツワナ(Botswana)、ブルガリア(Bulgaria)、オランダ(Netherlands)、タンザニア(Tanzania)、マラウイ(Malawi)、エジプト(Egypt)、チェコ共和国(Czech Republic)、ルワンダ(Rwanda)、チュニジア(Tunisia)からの到着にも適用されます。

イスラエルでパンデミックが始まって以来、6,492人がCOVID-19で亡くなりました。

イスラエルは、COVID-19ブースターのワクチン接種キャンペーンを主導し続けています。週末から、ほぼ40,000人の高齢の市民と、基礎疾患(underlying medical conditions)のある人々が3回目の接種(jab)を受けています。

月曜日に、保健省のナフマン・アッシュ(Nachman Ash)事務局長はこう言いました、新たな毎日のCOVID-19感染の急増さは「心配です」、さらなる規制が考慮されていますと付け加えました。

しかしながら、アッシュ氏はこう強調しました。保健省は、経済を麻痺させることなしに、高い伝染性のデルタ変異株の蔓延を抑制しようとしています。

記者会見で、アッシュ氏はこう言いました、保健省は、病院のCOVID症例の総量を監視するための特別な指標を開発しました。彼はこれを付け加えました、3回目の接種を受けた人々は、これまでのところどんな副作用も報告していません。

日曜日には、教育省、保健省、財務省の職員のチームは、ナフタリ・ベネット首相に３段階の計画を提示しました。それは、もしもコロナウイルスが蔓延し続けたとしても、教育システムの運用を可能にするでしょう。

最初の段階では、広い血清学的調査を通して、コロナウイルスから回復した総ての学童を特定する必要があります。第２段階では、学校での感染症の範囲(extent)は監視され、そして発生(outbreaks)は特定されます。概要(outline)で、３番目のステップは、確認された症例[感染者]に曝露された[濃厚接触した]生徒達の検疫の必要性を減らすために、学校が地元で機能することを要求(calls for)しています。

----- 出典 -----

www.haaretz.com(参考記事)

medicalxpress.comwww.bloomberg.co.jp

----- 2021/08/03公開の記事を読んで -----

イスラエルは世界的に見て、流行り病の予防接種が先行した国でしたが、デルタ株の広がりによって、再び感染が広がっています。ファイザー/ビオンテックのワクチンが利用されています。

一部の意見では、未接種者に感染が広がっているとしていますが、他方で、接種済者のブレークスルー感染も報告されています。

現在流通しているワクチンは、対Cov-2用のものであって、対Cov-2-デルタ用として開発されたものでないことは、しっかり押さえておくべきです。

また、上記の参考記事のように、ワクチンの持ち具合(時間経過での有効性の減衰、つまり抗体価が下がる)の情報も出てきています。ワクチンの持ち具合がよろしくないのならば、追加の 3rdショット、4thショット、5thショット…と、定期的にエンドレスで続ける必要性が出て来ます。

以下に、ワールドメーターから、イスラエルとインドの新規感染者数/日のグラフを挙げておきます。ただし、縦軸の目盛りが異なることに注意してください。

f:id:Zzak:20210825173943j:plain