新しい意識の理論:古代人とヒッピーは「バイブ」についてすべて正しい
新しい意識の理論:古代人とヒッピーは「バイブ」についてすべて正しい
(図 Yoga Pixabay)
ああ、「難題(Hard Problem)」です。何千年も経った今も、人間には解決されないままになっている神経科学の謎です。 問題はこれです:意識とは何でしょうか。
別の言い方をすると:
「言い換えれば、樹状突起(dendrites)と軸索(axons)そしてナトリウム・チャンネル(sodium channels)の3ポンドの塊は、愛情、悲しみ、自己認識を創るのでしょうか。あなたの研究を見せてください」と、アレクシス・ソロスキ(Alexis Soloski)氏は、ニューヨークタイムス(New York Times)紙に書きました。
ソロスキ氏は、トニー・アワード(Tony Award)を受賞した劇作家、トム・ストッパード(Tom Stoppard)氏による「難題(The Hard Problem)」と呼ばれる2015年の演劇を取り上げていました。これは、90年代半ばに、哲学者のデビッド・チャルマーズ(David Chalmers)氏によって最初に造られたフレーズです。問題は永遠に続いていますが、私達は、それをついに理解するのに近づくかもしれないようです。
演劇は、総ての質問の問題に焦点を当てており、古代の汎心論(panpsychism)の教義を取り入れます。汎心論は、意識は人間から動物、あなたがこれを読んでいるコンピュータやスマートフォンのような無生物のものまで普遍的だとする考え方です。そうです、私たちの周りのあらゆることは意識を持ち、そして常に持っています。
「...進化の間のある時点で、意識は現れませんでした。 むしろ、それは常に物質と関連しており、またその逆もあり - それらは同じコインの両面です。
汎心論は、人間だけが魂を持っているとする、人間の例外主義者(exceptionalist)の考えに反しています。それは古代ギリシャ人から始まった、伝統的な宗教的思考に逆らいます。それは「総ての哲学的教義の中で最も古いものが現存する」ことで、汎心論は、心の普遍的な心の性質で、仏教の信念と調和しています。
60年代のヒッピー運動は、それを理解し、直感的にそれを実行しました:
「それは総てバイブレーションについてです…人」
A Q and A with Tam Hunt on his latest book “Eco, Ego, Eros: Essays in Philosophy, Science and… http://t.co/133bwq5Ejy pic.twitter.com/1dcpgQ5BV1
— Jon Lieff MD -- Searching for the Mind Blog (@jonlieffmd) 2014年3月25日
結局これらの年が過ぎて、総ての物質がバイブレーションによって生み出され、少なくとも初歩的なレベルの意識を持っているという考えは、再び注目を集めています。人間の例外主義(exceptionalism)の最後の2世紀は、心身問題を解決するために古代人とヒッピーの知恵に道を譲っています。感傷的な存在だと主張できるのは、人間だけではないかもしれず、結局、それは衝動的なように見えるかもしれません。
コンクリートの床でさえもバイブレートし、周囲の環境と波を共有しており、これは極わずかな情報に変換されます。
「ゼロ以外の量の統合情報を所有している任意のシステムで、何がしかを経験します。繰り返します:1ビットの統合情報を持つ任意のシステムは、とても細密な意識的な経験をしています」と、神経科学者(neuroscientist)、クリストフ・コッホ(Christoff Koch)氏は書いています。
タム・ハント(Tam Hunt)氏によれば、今日、汎心論は、「自然の心について、現在の科学的データの氾濫と最も首尾一貫した」哲学的な見解です。彼と大学の心理学者そして哲学者は、「意識の共鳴理論(resonance theory of consciousness)」を発展させるために集まりました。これは、ドイツの神経生理学者(neurophysiologist)、パスカル・フライス(Pascal Fries)氏の研究の上に成り立っています。彼は、電気パターンがどのように脳で同期するのかを研究しました。
カリフォルニア大学(University of California)タム・ハント教授は、ヒッピー(Hippies)は本当に大きなものになっていたと考えています。
「共鳴(resonance) - 同期バイブレーション(synchronized vibrations)のための別の言葉 - は、人間の意識だけでなく、動物の意識や、もっと一般的には物理的現実の中心にあることを、私達は提示します。ヒッピーが考え出したかもしれない何かのようです - それは、総てのバイブレーション(人)です - しかし、私から離れないでください」
宇宙の総ての物質は一定の運動状態にあるので、さまざまな周波数でバイブレート(vibrates)します。本当に興味深いのは、これらのバイブレーションはしばしば一緒に働くように見え、未知の理由で同期し同じ周波数でバイブレートします。それは自己組織化です。これは、マーフィーの法則(Murphy’s law)、「失敗する余地があるのなら、失敗する」と宇宙のエントロピー(entropy)の概念に反します。むしろ無秩序に向かって行くよりも、物質と人生は同期することができます。
ハント氏が提供する一例:
「特定の種類のホタルが大規模な集団で集まるとき、彼らは同期して点滅し始めます。それはまだちょっと謎めいたように見えるかもしれません」
Video captures incredible synchronized firefly gathering in @GreatSmokyNPS https://t.co/R3VSh14wNb via @modrac pic.twitter.com/XzX1Wk6Kpt
— The Wilderness Society 🌳 (@Wilderness) 2016年3月16日
物質が、互いに同期する波の中でバイブレートする傾向は、近隣の事柄とのコミュニケーションを促進します。ガンマ波、ベータ波、アルファ波など、さまざまな波長の波が宇宙に送り出されます。より強力なガンマ波を同期させれば、知覚、瞑想、集中的な意識が促進されると、ハント氏は考えています。ニューロン(neurons)が同じ周波数でバイブレートするとき、それはより高くそしてより複雑な意識をもたらします。
一方、岩のような物でも、熱および熱経路を通して、内部で情報を交換できます。意識的に「進行中」なほど多くはありませんが、しかしバイブレーションは「単なる集合として」存在しています。
あなたは、これがどこに行くのか分かるかもしれません。より高い意識は共有された共鳴から生じ、比較的単純な集合をより大きなグループ意識にまとめます。それは、「集合体の魂?」があることを意味するのでしょうか。
私達自身の体は、集合体の意識を形成するために共に働く微視的な細胞の集まりではないでしょうか。
「…正しい種類の情報経路と処理能力を持つ生物学的構造(biological structures)において、自己組織化に向かうこれらの傾向は、大規模な意識的実体を生み出せて、そして、しばしば生み出します。
これらの哲学者と神経科学者は、古くからの心身の質問に改めて答えるために、古代の考え方に戻ってきています。一方で、言語が意識を決定すると考え続ける一部の人達もいますが、現実は、「言語」が、一次レベルでは波、共鳴、そしてバイブレーションに分解することができることかもしれません。
あなたは空気感を感じますか。 その通りです。
以下で汎心論の形而上学を探ります:
The Metaphysics of Panpsychism (2016)
(40:20) 2016/03/06
トム・ストッパード氏による「難題」の詳細については、以下を参照してください。
THE HARD PROBLEM - An Interview with Tom Stoppard
(2:15) 2018/11/10
----- 出典 -----
(掲載終了した元記事のウェブ保存版)
New Theory Of Consciousness: The Ancients And The Hippies Were Right All Along About ‘Vibes’ | Ancient Code
(関連記事)
qz.comearthsky.orgtheconversation.com
----- 2018/12/06公開の記事を読んで -----
----- パズルのピース -----
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