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ブルー・オリジンは、2023年までに月着陸を目標としています


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ブルー・オリジンは、月への入植に向けた初期段階として、2023年までに月着陸を目標としています

(図 ブルームーン ウィキメディア経由、クレジット Dave Mosher)

(Fig.) アーティクル・イメージ

ブルー・オリジン社のビジネス開発ディレクター、A.C.チャラニア氏は、バックグラウンドで彼の会社の創設者、ジェフ・ベゾス氏の写真を使ってNewSpaceカンファレンスで講演します。

 

アマゾン(Amazon)社の億万長者ジェフ・ベゾス(Jeff Bezos)氏が設立したスペース・ベンチャー企業であるブルー・オリジン(Blue Origin)社は、次の5年間で月着陸の任務から始め、月の恒久居住地の創設を支援する計画を立てています。

ワシントン州(Wash.)ケント(Kent)にある同社のロードマップは、ワシントン州レントン(Renton)で開催されたスペース・フロンティア財団(Space Frontier Foundation’s)の新宇宙(NewSpace)会議でつい先週に展開されました。

ブルー・オリジン社のビジネス開発ディレクター、A.C.シェラニア(A.C. Charania)氏は、次のように話しています。同社のブルー・ムーン計画(Blue Moon program)は、「国や他の国際的なお客様のために、月面に多量の物資を陸揚げすることができる月着陸能力を開発するための、私達の最初のステップです。」

「月面上での永久的に人類が存在するには、このような能力が必要です。」と彼は話しました。

シャラニア氏は、「私達は積極的にブルー・ムーンの降下ステージ(descent stage)[着陸ロケット段]に取り組んでおり、それは次のサービスを有効にするために必要な能力、パートナーシップ(提携)で、、、可能な限りより大きいペイロード(payloads)で月に戻ることを開始します。」と話しました。

ブルー・ムーンは、月の起源と進化についての長年の科学的な質問に答えることができ、月を掘り資源の特定と抽出ができ、そして「人間の月の帰還を可能にします」と、シャラニア氏は話しました。

シャラニア氏はジークワイヤー(GeekWire)誌に、最初のブルー・ムーンの着陸は2023年以前にも起こる可能性があると語りました。

ブルー・オリジン社の首脳部は、過去1年間に数回、月着陸のための5年間のタイム・フレームについて話しましたが、シャラニア氏のコメントは、同社はNASAの支援と同じように国際的なパートナーシップを求めていることを明らかにしました。

 


Jeff Bezos lays out a plan for settling the moon

(2:34)  2017/05/20

 

「ブルー・ムーンは私達のロードマップ上にある」とシャラニア氏は話しました。「私達の規模が理由であり、政府により私達が見ているものの理由であり、私達は少し前倒しにしました。私達は現在NASAとのパートナーシップで、この長期的な商業ソリューションを今実現することになり、とても興奮していると私は思います。」

5月に、オーストラリアのイノベーション・オーストラリア(InnovationAus.com)誌は、ブルー・オリジン社のもう1人の首脳部のテッド・マクファーランド(Ted McFarland)氏から引用し、ベゾス氏と国際的な代表者が、9月にドイツの国際宇宙航空会議(International Astronautical Congress)で月への帰還のイニシアチブを発表できることを示唆しました。(ドイツのニュース・メディアは、IAC関係者は、ブルー・オリジン社からその考えをまだ聞いていないと言っています。)

NASAは既に月面着陸計画を、トランプ行政によって承認された取り組みに応じて進めています。今月、宇宙機関は、8月中旬に予定されている商業的月着陸サービスと、来年末までに予定されている最初の着陸の提案をせがんでいます。

月面に数トンを運び入れることができる着陸船は、2020年代初めのNASAのロードマップにあり、ブルー・オリジンのタイム・フレームとかみ合います。マステン・スペース・システム(Masten Space Systems)社や、ムーン・エクスプレス(Moon Express)社などの他の企業も、ミドル・クラスからヘヴィ・クラスの月着陸船のコンセプトに取り組んでいます。

 

ブルー・オリジン社は今後数年間、多くの議題を抱えており、ベゾス氏から年間10億ドルの支出を受けています。

  • 準軌道宇宙船のニュー・シェパード(New Shepard)は、無人飛行試験の最中であり、2018年末までに試験乗客を運ぶことができます。
  • 液化天然ガスを燃料とするBE-4ロケット・エンジンは、ケント州で製造され、同社のウエスト・テキサス工場で試験されています。
  • BE-4ロケット・エンジンを使用するオービタル(Orbital)クラスのニュー・グレン(New Glenn)ロケットは、ブルー・オリジン社のフロリダ工場で開発中で、2020年に最初にローンチされる予定です。2020年代初頭の、いくつかの衛星打ち上げが契約は、既に取り決められました。

ブルー・オリジン社は現在、1,500人以上の従業員を雇用しています。これは2年前の2倍の規模です、とシャラニア氏は言いました。同社のウェブサイトには、230以上の求人情報が掲載されており、訓練コーディネーター、フライト・コントローラー、宇宙飛行士の経験マネージャーなどが含まれています。

ブルー・オリジン社は、準軌道(眼窩下)の宇宙旅行の価格をまだ設定していませんが、来年にはチケットの販売を開始する予定です。

 

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----- 出典 -----

www.geekwire.com ・・・Blue Origin targets moon landing by 2023 as an early step toward lunar settlement・・・ 接続に時間がかかりプレビューが表示されないことがあります

(同様な記事)

finance.yahoo.comwww.inverse.com

 

----- この記事を読んで -----

月への計画を、達成可能な目標として設定されているのは、とても堅実だと思います。NASAの技術協力があったとしても、民間の商業ベースとして魅力があるのでしょう。
こうしたアプローチを考えると、研究開発の意味で、NASAにとって月は今一つ魅力のない場所なのかとも思ってしまいます。

それでも、ブルー・オリジンの月面着陸の様子が中継されるのを楽しみにしています。おおよそ50年前のアポロ計画依頼ですから。

 

Blue Moon (spacecraft) - Wikipedia

ブルーオリジン - Wikipedia

 

----- パズルのピース -----

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