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米国と欧州の有害事象報告システムに報告された最新報告数 - 2022/08


米国と欧州の有害事象報告システムに報告された最新報告数 - 2022/08

(図 Woman Pixabay by Steward Masweneng)

 

さて、SARS-CoV-2 用の予防接種は「利益が不利益を上回る」として継続されています。 この言葉に注意です。では、その不利益がどの程度なのかについて多く知らされているでしょうか。

 

 項目

 

医薬品の使用後に起きた健康上好ましくない出来事は、因果関係を問わず総て「有害事象」と呼ばれます。これは、主流ではほとんど取り上げられない数字です。米国と欧州の保健当局のCOVIDデータから、大変な労力を注がれて整理されたものが公開されています。これをグラフ化してみました(単純に累積数の推移としてだけご紹介します)。

なお、2021/10/21公開の、「ワクチンで死んでいる」は誤り。ワクチン接種後の死亡事例、因果関係をどう考える? 専門家に聞きました | BuzzFeed によれば、日本国内でワクチン接種後に1,233人が亡くなられているとのことです。

  • 勝手な印象ですが、手間なので調査したくないと言っているように受け取れました。BuzzFeedの記事は、問題があることを感じさせる良い記事です
  • CDCはワクチンとの因果関係を満足に調査をしていない、こうした指摘もあります

一方で、「VAERSはこうした有害事象の1%程度しか捉えていない」というジャーナリストの[過去の予防接種事例から]指摘もあります。

 

米国疾病予防管理センター(CDC)VAERS

2022/8/19に公開された、2020/12/14 から 2022/8/12締めでのVAERS報告です。

  1. 有害事象報告件数: 1,385,401 件
  2. 重症者数    :    252,294 (1.に含まれます)
  3. 死亡者数    :      30,347 (2.に含まれます)
  4. 接種回数、米国内:           605.52 (百万回単位) ; 8/10時点

以下、SARS-CoV-2予防接種を始めてからの、累積数の推移

VAERS 有害事象報告件数の推移 (2020/1/22,2020 – 2022/8/12)

 

VAERS 重症者数の推移 (2020/2/12 – 2022/8/12)

 

VAERS 死亡者数の推移 (2020/1/15 – 2022/8/12)



欧州医薬品庁(EMA)EudraVigilance

ユードラビジランス(EudraVigilance)で、2022/07/30絞めで公開された報告。

Vaccine Impact(2022/8/04)でも同じ数値を拾われています。

ワクチン接種後に健康が損なわれていることは、負傷者数の呼び名で計上されています。米国の有害事象報告件数と同じと思っていいでしょう。

  1. 負傷者数: 4,731,833 件
  2. 重症者数: 2,143,362 (1.に含まれます)
  3. 死亡者数:      46,999 

以下、SARS-CoV-2予防接種を始めてからの、累積数の推移

EudraVigilance 負傷者数の推移 (2020/5/22 – 2022/7/30)

 

EudraVigilance 重傷者数の推移 (2020/5/22 – 2022/7/30)

 

EudraVigilance 死亡者数の推移 (2020/3/13 – 2022/7/30)

 

 

厚生労働省の年代別感染致死率/重症化率資料

第6波(オミクロンBA-2株)で、いくつかの自治体のデータからの資料が出てきているので、まとめの部分をグラフ化しておきます。

予防接種をしていることで割合は下がりますが、ゼロに近くはなりません。つまり「防げてないじゃないか。」 一方で、「予防接種に一定の効果はある」とする曖昧な言い方が、期待する効果なのかどうかの評価は分かれそうです。以下元データです。

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000929082.pdf

グラフ化すると一目瞭然ですが、免疫が低くなる「高齢者と、どの年代にも持病を持たれている方がいる」影響が反映されています。

 

 

----- 関連サイト -----

VAERS Analysis – Weekly analysis of the VAERS data

 

----- 参考トピック -----

グループ・メンバーから紹介いただいた、気になるトピックを共有します。

indeep.jp ・・・ 2022/08/06

agora-web.jp ・・・ 2022/08/16

 

BCGがコロナ予防に効くという論文

(11:16) 2022/08/18

 

----- VAERSとユードラビジランスのデータを見て -----

これだけのワクチン有害事象数が出て、各国政府は今後どのように真摯に対応してゆくのでしょうか。 進行中のウクライナの件で忘れちゃうのでしょうか...

 

なお、リアルタイム的に誰もが参照できるシステムは日本にはなさそうです。日本国内の実体はどうなっているのでしょうか、気になるところです。

 

その他、気になること

6波~7波の期間にかけて、気になることを箇条書きしておきます。

  1. オミクロン株BA-5については、脱水症状が顕著で、重症化に至ることが分かってきたようです。
    • この問題点は、脱水症状が保健所の重症化区分に取り入れられてなければ、従来の肺炎ベースの「血中酸素濃度の基準など」では重症化するかも知れない患者を見落とすことになるでしょう。
  2. オミクロン株は、発症する2日前から発症後5日~10日に感染伝播させることが分かってきています。
    • この問題点は、発症前2日間は熱も出ていませんから、検温による感染者判定は非科学的であり無意味です。
  3. 岸田首相がブースター接種をされた後、ブレークスルー感染をされたことが報道されました。
    • これは、[元々の武漢株に対抗する]ワクチンを、どんなに追加接種しても感染拡大は止められない例です。
  4. 「海外のように感染者が多くないので、国内では追加接種が必要。」
    • これは、「これ以上の追加接種に意味があるのでしょうか」と尋ねられた、TVメディアに頻繁に登場する専門家のM先生の、生放送中の回答です。
    • 言い換えれば、「自然獲得免疫があれば、追加接種での人工免疫の意味は薄れる」ことですが、自然獲得免疫について積極的には国民に知らせないようです。
  5. 「COVIDを持って(他の疾患が死因で)亡くなられたか、COVIDが直接の死因なのか」は、総てCOVID死亡者数としてカウントし発表されています。
    • 最近の検査陽性者数の増加に伴い、医療機関の負荷を減らすために「全数把握」の見直しが取り上げられる中、「COVID死亡者数のカウントに線引きをした方がいいのでは」と尋ねられたM先生は、「データの運用なので... それは今後...」と回答されました。
    • SARS-CoV-2感染により持病が悪化し亡くなられることもあり得ること承知した上で、TVメディアは、COVID死亡者数のカウントに疑問を持たれていることを認識されています。
    • なお、COVID直接死因だけにすると、COVID死亡者数はざっくり1桁下がるでしょう。
  6. 会話による飛沫が感染伝播に大きく関わっているので、黙食で食事をしている学校や病院があります。
    • けれども、主流メディアからは「会話を避けましょう」などの注意喚起は今やほぼゼロです。 何故でしょうか。
  7. 「検査を増やすべきなのか、検査を増やさない方がいいのか」
    • 第6波の頃に、生放送のTVメディアにリモート出演された救急病院のK先生が、上記のように検査精度に疑問があること提起されました。
    • 海外の先進国の例からすると、PCR検査陽性の入院患者の約6割が偽陽性とのことです。 FDAやWHO、CDCも説明する通り、有病率の低い集団で偽陽性が顕著になる実例です。
    • 健常者が、まやかし検査の陰性証明を欲しがることで、感染拡大の火に油を注ぎます。 検査要求が増えれば、検査業者はお国からの支払いを受け取れるので、儲かります。
    • メディアが、PCR検査の精度がかなりよろしくないことを、ほとんど国民に伝えないのは何故でしょうか。

※なお、TVメディアでの質疑/回答は要約であり、一字一句そのままではないことをお断りしておきます。

 

----- パズルのピース -----

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