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エイリアン生命はどこにいますか。 6つのトップ理論


エイリアン生命はどこにいますか。 6つのトップ理論

(図 TRAPPIST-1f surface images クレジットNASA/JPL-Caltech)

 

エイリアンはそこにいるかもしれません。 そうか、おそらく、そうではないかもしれません。

 

私達は、地球上で(比較的)短い時間でたくさんのことを達成しました。 私達は、月や宇宙に住むために人類を送りました、そして、宇宙の最も遠いい範囲を見るために大規模で洗練された望遠鏡を開発しましたし、さらには、火星への探査車や太陽系の端までの探査機もロケットで打ち上げてきました。 しかしながら、多くの組織は、人類の航海をさらに一歩進んだ最後のフロンティアに導いています。 NASA欧州宇宙機関(European Space Agency、ESA)、それと地球外知的生命体探査(Search for Extraterrestrial Intelligence、SETI)の背後にある研究集団は、これを最後に、私達が孤独[宇宙で独りぼっち]かどうかを確認するために根気強い研究を続けてきました。

既に、星をスキャンして知的生命の兆候を探す、多くのプロジェクトが存在します。 そして、それらの多くが何十年もの間空に目を向けてきたという事実にもかかわらず、私達は未だ連絡を取り合っていません。 そして、それは少し問題です。

 

その総てが始まったパラドックス

控えめに言えば、私達の太陽系はとても古いです。 実際、科学者達は、静かに何歳かを把握しています - 隕石から集められた手がかりはこう提示しています、それ[隕石]はだいたい50億年前のもので、周囲の星系はおそらく数十億年前のものです。 恒星間航行が依然として遠い夢のような一方で、次の新しいテクノロジーが毎年生まれています。それは、宇宙の最も遠い隅にある文明からの信号に対して空をスキャンできます。 これらの技術を通して発見された既知のエイリアンの世界と恒星系(star systems)の数は増え続けていますが、しかし、宇宙を聞く私達の創造的な方法は、地球外の通信や文明に似ている何かを、未だ明らかにしていません。

私達の宇宙の大きさと年齢を考えると、私達は連絡をとるべきだったようです。 もちろん、私達はしていません。

20世紀初頭、物理学者のエンリコ・フェルミ(Enrico Fermi)氏は、今では有名な自問をしました: 与えられた私達の宇宙の範囲で、何故私達はまだ知的な地球外生命を見つけていないのでしょうか(または、何故彼らは私達を見つけていないのでしょうか)。 これは、フェルミパラドックス、または大いなる沈黙(Great Silence)と呼ばれることもあります。 フェルミが最初にこの質問をして以来、科学者達は、今世紀に多くの可能な答えを浮かび上がらせてきました。 何故彼がファースト・コンタクト(first contact)をしなかったのか、ここに何よりもっともらしい理由のいくつかがあります。

 

(Fig.1 Artist’s impression of sunset on the super-Earth world Gliese 667 Cc クレジットESO/L. Calçada)

 

グレート・フィルター

基本的な確率はこう断言します、エイリアン生命が存在する必要があります。 私達はまだ連絡をとっていないので、1つの理論はこう説きます、恒星間航行から生命を禁止するか、または少なくとも、他のエイリアン種族とのコミュニケーションを禁止する何かがあるに違いありません。 この障壁は「グレート・フィルター(Great Filter)」として知られており、それは次の力かまたは出来事です。文明が前述の恒星間航行やコミュニケーション[連絡]のポイントに到達するのを防ぎます。

もしも理論が正しいのならば、私達がコンタクトを取れていない2つの主な理由があります: 何故ならば、社会[文明]は、それらが星を探検したり、恒星間航行を行ったりするのに十分な高度な状態に達する前に自殺するので、技術的な規模で不可能です。 どちらのオプションも特に満足なものではありません。

そして、研究の背後にいる専門家達によると、フィルター・イベントは、エイリアンの生命自体の存在と同等かそれ以上の確率です。 これは、オックスフォード大学(Oxford University)の人類の未来研究所(Future of Humanity Institute)の助手の、ロビンハンソン(Robin Hanson)氏が、このトピックの彼の議論で主張した点です。

エイリアン文明は実質的に、私達の太陽系や近くの星系に植民地化していません。 したがって、私達の過去の宇宙の数十億の星の中で、私達が間もなく到達するかもしれない技術と成長のレベルに到達したものはありません。 この1つのデータポイントはこの含意です、グレート・フィルターは、通常の無機物(dead matter)と、爆発的な進歩の長続きする生命の間にあります。

 

私達はエイリアンの生命を検出することができなかったので(または、その事なら、太陽系をあまり離れることができなかったので)、私達は、私達がエイリアンを見つけることを妨げるだろう何らかの出来事に巻き込まれることから、どのくらい離れているのでしょうか。 「生命が私達のステージに進化するのが簡単であれば簡単なほど、私達の将来の可能性はおそらくより寒々とします」と、ハンソン氏は書いています。 言い換えれば、宇宙に存在する生命が多ければ多いほど、次の可能性は高くなります。私達は、生命を終わらせる大変動(cataclysmic)に到達するか、または、技術進歩の宇宙の限界に到達します。

 

エイリアンを起こさないでください

別の仮説はこう断言します、エイリアンの文明は確かに存在しますが、それらは単に不活発です。 それが「夏眠仮説(aestivation hypothesis)」です(夏眠は、生物が長期間活動していない状態を指します。それは、冬眠する(hibernating)クマや、暑い時期に砂に埋まるカエルに似ています)、これは、オックスフォード大学の人類の未来研究所とベオグラード天文台(Astronomical Observatory of Belgrade)の研究者により出されました。

2017年に英国惑星間学会誌(Journal of the British Interplanetary Society)の論文に発表された理論は、次のように述べています。エイリアンは、環境条件がアクティブになり、彼らの素晴らしい社会を構築するのにちょうどよくなるまで、「冬眠」しているのかも知れません。 研究者達はこう論じます、計算機テクノロジーは機能するためには冷却する必要があるので、熱力学の法則(laws of thermodynamics)は計算を直接制限します。 それら[計算機システム]を大規模に冷たく保つことはすぐに手が出ないほど困難なので、高度なテクノロジーを創ることを極めて困難にします。 そうなので、エイリアン達は、率直に、宇宙が冷えるまで休眠状態(dormant)に陥っています。

しかし、文明の発展を、私達の現在の、やや不完全なモデルが予測できる種類の条件に絞り込むことは、還元的であり得ます。 もしも、知的な地球外生命が、計算能力を制限する熱力学的条件を回避する方法を見つけたのならば、どうなるでしょうか。 「もしも、他の形態価値を生成できるのならば、どうなるでしょうか」、と研究の著者達は書いています。 もしも彼ら[研究者達]が、熱力学とテクノロジーの関係について間違っているのならば、夏眠の仮説は議論の余地があります。 この場合、おそらく、ここにある他の考えの1つが当てはまります。

 

「ガイアン」- チックのボトルネック

 

(Fig.2 Drought Pixabay by Jose Antonio Alba)

 

「ガイアン・ボトルネック(Gaian Bottleneck)」の仮説によれば、生命は発達するために特定の環境条件を必要とし、それらはそれほど一般的ではありません。 オーストラリア国立大学(Australian National University)の宇宙生物学者達(Astrobiologists)は、2016年に、フェルミパラドックスへの彼らの説明を書きました。

絶滅は「宇宙で、湿った岩石惑星(rocky planets)の表面にこれまでに現れたたいていの生命にとって、宇宙の既定です」と、研究者達は書きました。 それは、それ[惑星]が居住可能であるためには、惑星は実際に居住されている必要があるからです。何故ならば生物は大気中の温室効果ガス(greenhouse gases)の濃度を変えるからです。 キャッチ22(Catch-22)が現れます: 居住適性なしに生命はいません、無生命の居住適性はありません。

エイリアンの生命が存続するために、研究者達はこう書いています、それはしがみつく必要があります:「野生の雄牛(bull)に乗ろうとするようなものです。 たいていの生命は減退します。」 生命は、ありそうもない帰還路(feedback loop)の存在でのみ生じ得ます。 この場合、地球は規則に対する例外です。

 

深海に閉じ込められた

2015年、ほぼ10年後の通過で、NASAニューホライズンズ宇宙船(New Horizons spacecraft)は、冥王星(Pluto)のきわどい接近飛行を行った最初の宇宙船になりました。 それは人類にその氷の表面の最初の外観を提供しましたし、そして、表面下の水の海洋の可能性、それと沢山のメタン(methane)と窒素(nitrogen)についての質問を提起しました。 これらの質問は、これらの質問により、天王星を、氷と岩の厚い凍結表面(crust)の下に閉じ込められ埋まっている海洋のある世界の、短いが増え続ける世界のリストに載せました (他の世界のいくつかは、土星(Saturn)の月エンケラドゥス(Enceladus)とタイタン(Titan)、同様に木星(Jupiter)の月エウロパ(Europa)、カリスト(Callisto)、ガニメデ(Ganymede)です)。

それらの海洋は、生命が潜んでいるかもしれない場所の別の理論に、顕著に現れます。その1つは、ニューホライズン[探査機]の主任研究員の、アラン・スターン(Alan Stern)氏が触れます。 埋もれた海洋は、流れる表面の川や、潮汐を変化させるような変化や、長期間に渡って起こる消失よりも、遥かに安定した生態系を形成するからです。 丈夫な外殻は、苛酷な気候と表面の致命的なガスの混合から、海洋の仮想的な生命を保護します。

「衝突と太陽フレア(solar flares)、そして近くの超新星(supernovae)、そしてあなたがどの軌道にいるのか、そしてあなたが磁気圏(magnetosphere)を持っているかどうか、そして有毒な大気があるかどうか - それらのことは、どれも問題ではありません」と、スターン氏は Space.com誌に伝えました。

これらの深い海洋で形成されるあらゆる知的なエイリアン生命は、他の世界の住民に到達するために大きなハードルを克服する必要があります: その厚い保護凍結表面を掘り、通り抜けることです。 その総ての作業は、彼らが表面に出るだけです - 他の惑星に信号を送信することは、さらにありそうになくなります。

 

失われた信号

 

(Fig.3 Allen Telescope Array クレジットSeth Shostak, SETI Institute, National Science Foundation)

 

過去80年ぐらいの間、私達は、無線技術で地球外生命の兆候を聞いてきました。 サンフランシスコ(San Francisco)の北東470km(290マイル)に位置するアレン・テレスコープ・アレイ(The Allen Telescope Array)は、最大のものの1つです。2007年以来、地球外生命からの無線信号を受信することを期待して、42機の受信装置が定期的に空をスキャンする準備ができています。

しかし、もしも地球外生命がこれらの周波数で運用しないのならば、どうなるでしょうか。 コンタクトの試みは、単純に私達が正しい波長を把握していないという理由だけで、私達を通り過ぎることができます。

望遠鏡アレイを使用して空をスキャンして無線信号を探す代わりに、スコットランド(Scotland)のセント・アンドリュース大学(University of St. Andrews)のダンカン・フォーガン(Duncan Forgan)氏は、銀河系のコミュニケーション・ネットワークを創ることを提示しています。 私達が、[車の]ハイビームを点滅させて他のドライバーに信号を送るのと同じように、私達は、宇宙の私達の仲間の住民にメッセージを送るために、地球が太陽の前を通過するときに作る影を使用できます。 フォーガン氏はこう提示しています、私達は、これらの暗号化されたメッセージを含む強力なレーザー(lasers)を構築します。これは、太陽の前を通過するときに送信されます。

「もしも、あなたが銀河中心の反対側にいる誰かと通信したいのならば、その方向に - ほこり、星、大きなブラックホール(black hole)など - たくさんのものがあます、だから、あなたはネットワークを使用し、長い道を行けます」と、フォーガン氏はニュー・サイエンティスト(New Scientist)誌に伝えます。 広大な宇宙で、銀河系間のメッセージを迷子にするよりもむしろ、さまざまな銀河の文明が、メッセージが意図した受信者に確実に届くために、この「銀河系のコミュニケーション・ネットワーク」の使用することに同意できます - おしゃべりを切り開くための統一システムです。

 

私達はもどかしいです

私達は、約1世紀の間 - 太陽系と宇宙全体の長い歴史のほんの一瞬 -、ただエイリアン生命に対して活発に手を伸ばしてきました。 コーネル大学(Cornell University)の天体物理学と数学の学部生で研究者の、エヴァン・ソロモニデス(Evan Solomonides)氏は、次の提示をしています。私達に、地球外生命体の誰かから連絡が来るまでには、しばらく時間がかかり得ます - 正確には今から約1,500年後です。

アメリ天文学会(American Astronomical Society)へ提出した論文で、ソロモニデス氏は生命を見つける確率を調べています。 「私達は次の予測をしています。これまでのところ、銀河の1パーセント未満に到達しています、そして私達は、星/惑星の約半分に到達するまで、達することを予想していません。」 ソロモニデス氏はこう考えています、私達は、私達に何か連絡がある前に、天の川銀河の約半分を探索しますが、これにはしばらく時間がかかります。私達は私達自身の銀河系の近所をほとんど探検していないからです、

ソロモニデス氏は注意深く、1,500年が締め切りではないことに留意します。 「これは、次のことを言っているのではありません。私達はそれまでに到達する必要があり、さもなければ私達は現実に孤独です。 私達は単純にこう主張します、私達にそのときまで何も連絡がないことは、多少なりともあり得なさそうです。」

 

 

----- 出典 -----

futurism.com

 

----- 2017/12/01公開の記事を読んで -----

科学技術的に論理的かつ合理的に、「地球の人類に似た生物は、宇宙のどこかに居るだろう」としたごもっともな推察から、地球外生命を公式に調査しています。

本編は、太陽系外の惑星に居るかも知れない知的生命(ET、エイリアン)の調査と、調査がこれまで不発に終わっている理由[仮説]を列挙しています。

しかし、2019年にペンタゴンがUAP/UFOを公式に認めてしまった以上、こうした科学技術的な視点とアプローチは、まぎれもなく正しい努力なのでしょうか。

木を見て森を見ず、そんな言葉を思い出します。

 

----- パズルのピース -----

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