空軍の「神からのロッド」は、核兵器の力で打撃することができます - 放射性降下物なし
空軍の「神からのロッド」は、核兵器の力で打撃することができます - 放射性降下物なし
(図 Futuristic Pixabay by Adis Resic、Space Pixabay by LoganArt)
1967年に署名された107か国の宇宙条約では、核兵器、生物兵器、または化学兵器を地球の軌道に配置したり、地球の軌道から使用したりすることを禁止しています。
彼らが期待していなかったのは、アメリカ空軍(US Air Force)史上最もシンプルな武器です:大陸間弾道ミサイル(intercontinental ballistic missile)の爆発力で都市を攻撃できるタングステン・ロッド(tungsten rod)です。
ベトナム戦争(Vietnam War)中、米国は「レイジードッグ(Lazy Dog)」爆弾と呼ばれるものを使用しました。これらは、フィンが取り付けられた長さ2インチ(約 5 cm)未満の単純な鋼片でした。
爆発物はありませんでした:それらは、ベトナムの上空を飛行する飛行機から数百人によって単純に落とされました。
レイジードッグ発射体(Lazy Dog projectiles、別名「キネティック・ボンバードメント(kinetic bombardment) )は、地面に落下したとき最大500 mph(約 804キロメートル毎時)の速度に達し、わずか3,000フィート(約 914メートル)から落下した後、9インチ(約 23センチメートル)のコンクリートを貫通できました。
このアイデアは、ターゲットに弾丸を撃つようなものですが、移動するにつれて速度を失う代わりに、発射体(projectile)は衝突時に消費される速度とエネルギーを獲得しています。
それらはジャングルの大きな帯を射撃し、高速で弾丸サイズの死の雨を降らせていました。
それが「トール計画(Project Thor)」の始まりです。
数千フィートからの何百もの小さな発射体の代わりに、トールでは、地球の数千マイル上空から大きな発射体を使用しました。「神からのロッド」のアイデアは、軌道から落とされる電柱サイズ(長さ20フィート、直径1フィート)のタングステン棒の束で、音速の最大10倍の速度に達します。
(Fig.1) トール計画のコンセプト・デザイン
ロッド自体が、地面に数百フィートを貫通し、どんな潜在的に強固なバンカー(bunkers)[観測室]や、秘密の地下サイトを破壊します。それ以上に、ロッドが打撃するとき、その爆発は地中に浸透する核兵器の大きさに匹敵しますが、放射性降下物はありません。
このような武器は、[指令]通知後、15分でターゲットを破壊できます。
防衛航空宇宙産業で働いていると主張する1人のクオラ(Quora)[米国の知識検索サイト]ユーザーは、宇宙に何かを発射するためには1ポンドあたり10,000ドル以上の費用だと見積もりました。重量が24,000ポンドを超える20立方フィートの高密度タングステンで、計算は簡単です。ただ、ロッドの1つは法外に高価です。ロッド1本あたり2億3,000万ドルの費用は、冷戦の時代には想像もできませんでした。
最近ではそんなことはありません。
ブッシュ(Bush)政権は、9.11以降に、ならず者国家の地下核施設を攻撃する考えを再検討することさえ考えました。興味深いことに、1機のミニッツマンIII ICBM (Minuteman III ICBM)のコストは、最初の導入された1962年で700万ドルでした(インフレ調整後5,700万ドル)。
核弾頭ペイロード(nuclear payload)のトラブルは、表面に深く浸透するようには設計されていないことです。そして、核兵器からの放射性降下物は、周囲の潜在的に友好的な地域を壊滅させることがあります。
トール計画のような武器の概念から中核となる重要な点は、極超音速武器が大きなパンチをもたらし、そして世界的な戦争の未来になるかもしれないことです。
----- 出典 -----
「The Air Force’s ‘rods from god’ could hit with the force of a nuclear weapon — with no fallout」は、掲載終了しております
(同様な記事)
www.businessinsider.comwww.wearethemighty.comwww.theaegisalliance.comwww.mysterious-times.comfreestateofv.com
----- 2019/02/05公開の記事を読んで -----
わずかな土地と資源をめぐって (加えてマネーロンダリング絡みも?) 繰り返される戦争。人類はいつ卒業できるのでしょうか。
本編は、「神の杖」と邦題で呼ばれているもののことのようです。
- 「キリスト教の神様が杖をついている姿が描かれた」作品を見たことがなく... イメージ・ギャップがあります。
元大統領のトランプさんが、宇宙軍の創設とか言ってましたので、こうした物騒なものも、いずれは秘かに配備されるのかもしれません。非核という意味ではいいのかもしれませんが、軌道上からとなると大変な脅威でしょう... どれだけ戦争好きなのでしょうか。
こうした兵器の意味が無くなることを願っています。
----- パズルのピース -----
zzak.hatenablog.jpzzak.hatenablog.jpzzak.hatenablog.jpzzak.hatenablog.jp