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ウクライナで進捗の遅さと激しい抵抗は、冷酷なロシアの攻撃を促し得ます


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ウクライナで進捗の遅さと激しい抵抗は、冷酷なロシアの攻撃を促し得ます

(図 Possible routes of alleged Russian invasion of Ukraine (January 2022) ウィキメディア経由CC0 1.0 クレジットHomoatrox)

(Fig.) アーティクル・イメージ

 

専門家はこう言います、プーチン(Putin)大統領が速い勝利を確保できなかったことは、チェチェン(Chechnya)とシリア(Syria)で最後に見られたある種の厳しい戦術を、彼に強いることになり得ます。

 

ウクライナ(Ukraine)侵攻(2022/2/24木)から5日後、ロシア(Russia)は、その軍隊に対する予想外に猛烈なウクライナの抵抗に応じて、その戦術をシフトしているように見えます、とアナリストは火曜日(2022/3/1)にモスクワタイムズ(The Moscow Times)紙に伝えました。

西側の諜報活動の評価はこう主張します、ロシア軍がこれまでのところ主要な目的を達成できていません。これにより専門家達は次のように提示しました。モスクワ(Moscow)は代わりに、ウクライナの抵抗を打ち砕くことを目的として、チェチェンとシリアでの以前の作戦と同様の、遥かに冷酷な戦術を採用するかもしれません。

火曜日の早朝、ウクライナ東部の2番目の都市ハリコフ(Kharkiv) - 主にロシア語を話し、国境のすぐ手前に位置しているにもかかわらず、激しい防御を示しています - からのビデオは、ロシアのロケットが市庁舎を攻撃していることを示しました。市内の民間地域を襲う無差別のロケット砲火の記録映像が登場してからら1日もたたないうちです。

ハリコフへの攻撃は、英国国防省(UK Defense Ministry)による次の主張に続きました。ロシアは、ハリコフと、これまで占領できなかった北部国境都市チェルニーヒウ(Chernihiv)の両方に対抗して「包囲」戦術に移行していました。

 

「ロシア軍は、装備、準備、訓練された方法で戦うつもりです」と、英国に本拠を置く軍事シンクタンク、ロイヤル・ユナイテッド・サービス・インスティテュート(Royal United Services Institute)のアナリスト、マーク・ガレオッティ(Mark Galeotti)氏は言いました。

「つまり、あらゆる種類の前進の前に、長距離射撃の大量使用です。」

 

ウクライナの都市に対するミサイル攻撃の映像は、ロシア軍が、ウクライナの奥深くに移動してさえ単一の主要都市を占領できなかった5日後に来ています。

ウクライナ軍の大部分が配置されている北と東では、ロシアの前進は遅く、ロシア軍の多数の死傷者の報告があります。

南部では、ロシアの動きは向上しており、ロシア占領下のクリミア(Crimea)からメリトポリ(Melitopol)とベルジャンシク(Berdyansk)の都市を占領し、ヘルソン(Kherson)を取り囲んでいます。

 

しかしながら、専門家は次の提示をしました。保護されていない装甲車隊列をウクライナの領土の奥深くに送るというロシア人の習慣は、ロスグヴァルディヤ国家親衛隊(RosGvardiya National Guard) - 主に故郷で法執行に使用される憲兵(gendarmerie) - の前衛への配備とともに、次のことを示しているかも知れません。ロシア人は、最終的に実現するよりも遥かに少ないウクライナの抵抗を期待していました。

「明らかに、ロシアの軍事計画立案者の間には、次の非現実的な考えがありました。ウクライナの国家は非合法で、最初のプッシュで破壊します」と、ガレオッティ氏は言いました。

ウクライナ軍が補給輸送隊を破壊したため、物流管理[兵站]がロシア軍の慢性的な問題として発生しました。

モスクワタイムズ紙が検証していない、広く流通しているビデオの1つでは、ウクライナの運転手が、壊れたロシアの装甲兵員輸送車の横で減速し、そして冗談めかして乗組員をロシアへ牽引することを申し出ます。

「あなた達の多くが降伏しています」と、運転手は言います。

 

「依然として最悪に」

ウクライナ国防省(Ukrainian Defense Ministry)は、約6,000人のロシア軍を殺害したと主張しているが、その数は確認できず、誇張されている可能性があります。 ロシアは不特定多数の死傷者を認めており、そして戦争に関して、公式の情報源以外のものを使うロシア・メディアからの報道を禁止しました。

「最初のロシアの作戦は、ウクライナの能力と戦う意志について、非常に悪い決めつけを前提としていました」と、ウクライナの本格的な侵略を最初に予測した、ワシントンDCのCNAのロシア軍事アナリストの、マイケル・コフマン(Michael Kofman,)氏はツイッターに書きました。

コフマン氏によれば、ロシアは当初、ウクライナの指導部を斬首するために、キエフへの迅速な打撃を目指していました。 それを達成できなかったので、代替のより血まみれの戦術に移行し得ます。

「悲しいことに、私は最悪の事態はまだ先にあると予想しており、この戦争はより醜悪になり得ます」と、彼は言いました。

 

次のことを提示する一部の断片的な証拠があります。高位のロシアの人物達は作戦のもたつきに苛立っています。

米国のNBCニュースは火曜日に次の報告をしました。アメリカの諜報機関はこう考えています、プーチンは、ウクライナの作戦の進展に「不満」を感じており、ウクライナの抵抗の強さと、彼の動きについて外の世界の非難の一致をめぐって、彼の内輪に「異常な怒りの爆発を向けます」。

 

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(図 Chechnya GoogleEarth)

 

日曜日に彼のテレグラム(Telegram)チャンネルに投稿されたメッセージで、侵略で軍隊が主要な役割を果たしてきたチェチェンの指導者ラムザン・カディロフ(Ramzan Kadyrov)氏は、侵略へのより厳しい取り組みを始めることを要求しました。

「私達が、依然としてバンデリタス(Banderites)で子供用手袋を使用している理由が、私はわかりません」と、カディロフ氏は、ウクライナ民族主義者(nationalists)のために広く普及しているロシアのプロパガンダの中傷を使用して書きました。

「時は来ました、具体的な動きを取り、ウクライナ全土で全方向に総力をあげての作戦を開始する」と、彼は付け加えました。

 

アナリストは次のように提示しています。そのようなコメントは、ロシアにこの舞台設定をし得ます、ウクライナに対する攻撃をエスカレートし、そしてシリアへのモスクワの介入中に見られた戦術を採用し、カディロフ氏の生まれ故郷のチェチェンでの分離主義者(secessionists)との戦争です。

チェチェンの首都グロズヌイ(Grozny)は、1994年から1996年と1999年から2000年の2つの戦争で、地面へ打ち砕かれました。

 

シリア最大の都市であるアレッポ(Aleppo)は、バシャール・アル=アサド(Bashar al-Assad)政権を保護するために、2015年からのロシアの介入中に同じ扱いを受けました。

ロシアは両方の介入から勝利を得たことで、次のことが心配されています。同じやり方が通用するかも知れません。

「今日のロシア軍は2000年と同じではありません」と、ガレオッティ氏は言いました。 「けれども、それは基本に戻ります。」

 

 

----- 出典 -----

www.themoscowtimes.com

(関連記事)

jp.sputniknews.com ・・・ 2022/03/03 

Foreign mercenaries in Ukraine will not have POW status — Russian military | Tass ・・・ 2022/03/03 ウクライナの外国人傭兵は捕虜の地位を持たない—ロシア軍

About 200 mercenaries arrive in Ukraine’s southeast from Croatia — Russian top brass | Tass ・・・2022/03/03 約200人の傭兵がクロアチアからウクライナの南東に到着します—ロシアのトップブラス

 

----- 参考ビデオ -----

Ukrainian parliament member: 'We are proving everybody wrong'

(3:51) 2022/02/28

  • ある視点では、やはりそういうことか..... と、驚く内容のビデオです

 

----- 2022/03/01公開の記事を読んで -----

モスクワタイムズは現在、フィンランドの資本になっているとのこと。そのせいなのでしょうか、比較的西側目線なのですが、左派メディアとも違うようです。

戦時下での軍事情報となりますので、政府発表は当てになりませんし、検証のできないビデオ映像も当てにならないことに触れており、視点を失っていないようです。

  • 2020米国選挙での反トランプ報道、パンデミックでの新薬のワクチンありき報道、そして今回、ロシアに対しても似たようなものでしょう。

 

当事国以外の国や勢力などの関与

あまり語られていませんが、米英露などなどの「工作員」が現地に入り、さまざまな役目を果たしていることでしょう。また、各国(や勢力)に雇われ、雇い主から任務を与えられた「傭兵」も参加していますし、正規軍のコントロール下にはない独自の志の「義勇兵」もいるでしょう。

  • こうした状況ですから、自作自演や、偽旗作戦、誤情報の発信、情報操作、印象操作があると考えて普通でしょう。
  • レガシーメディアからも含め、検証不能にもかかわらず拡散されている情報もありますので、真に受けないようにしたいです。まして、ディープ・フェイクによる映像も出回るかも知れません。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、国民に戦うように言いました。これに応えるように人々は戦地に入っています。

  • これを聞いて、かつての日本での学徒出陣や、徴兵されて戦士した身内の話などを思い出します。竹槍でも武器を手にして相対したとき、民間人ではありません。そうした厄介な敵に、かつて米国は核兵器を使いました。 そうなって欲しくはありません。

 

2022年ロシアのウクライナ侵攻 - Wikipedia

クリミア危機・ウクライナ東部紛争 - Wikipedia

ウクライナの大統領 - Wikipedia

 

このトピックは、上記のWikiに頻繁に更新されていますので、これはと感じる動きがなければ、積極的に取り上げないことにします。情報はニュートラルにということで、参考サイトを挙げておきます。

クレムリン

ロシア国営の配信

その他

 

東欧の友人からは、ウクライナにUFOが頻繁に現れているとも聞かされています。情報が出て来ましたら、アーカイブ化しておきたいです。

 

----- パズルのピース -----

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