ウクライナの代表団のメンバーは殺害されていた - ロシアとの停戦交渉
(図 Map Pixabay by Frauke Riether)
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ウクライナとロシアの2回目の交渉で、会議冒頭に握手を交わしたウクライナの主代表者は3名でした。映像をご覧になられた方も多いと思います。
1回目の交渉のときはウクライナのメンバーは4-5名いたような記憶がありましたが、2回目で何故メンバーが減ったのか(代理や交替/補充もなく)不思議でした。日本では報道されない事件があったようです。
この事件が何を意味し、どのように影響するのかは分かりません。
(以下、ロシア語から英語に変換されたものからの邦訳です。誤訳がありましたらご容赦ください)
2022/03/05 13:38 キエフでは、ロシア連邦との会談でウクライナの最初の代表団のメンバーであるデニス・キレーエフが殺害されました。 写真18歳以上
キエフでは、ロシアとの会談でウクライナの最初の代表団のメンバーの、デニス・キレーエフ(Denis Kireev、Дениса Киреева)氏が殺害されました。
これに関する情報は、法執行機関の「ストラナ(Strana)紙」の情報源により確認されました。
- 訳注:Strana.ua(Страна.ua)ウクライナの親ロシアのオンライン出版物:Strana - Wikipedia
彼らによると、殺人はペチェルスク裁判所(Печерского суда)の近くで起こった。 同時に、情報筋は、これがどのような状況で起こったのか、そして彼を殺した人物を正確に特定していません。
初期には、キレーエフ氏が反逆罪でSBU(СБУ)職員[士官]により殺害されたという情報がメディアに掲載されました。 しかしながら、これについての公式の確認はありません。
- 訳注:SBU (СБУ) ズブー/エズベウー :ウクライナ保安庁 - Wikipedia
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【閲覧注意】
2022/03/05 17:45 ロシア連邦との交渉で、何故彼らはキエフ代表団のメンバーのデニス・キレーエフを殺害したのか。 全バージョン
ロシア(Russia)との交渉におけるウクライナ(Ukraine)の最初の代表団のメンバーの、デニス・キレーエフ氏の殺害に関しては、さまざまな、そしてまだ公式には確認されていない噂があります。
「ストラナ」紙に知られると同じくして、最も一般的な[推測の]バージョンによれば、彼は反逆罪の疑いでSBU(СБУ)に殺されました。
別の推測によれば、彼は重要な目撃者として殺されました(つまり、SBU(СБУ)によってではなく、しかし、彼がSBU(СБУ)に入るのを望まなかった人々によって)。
3番目の推測によれば、彼はビジネスの対決の結果として殺されました。 彼は金融界で有名な人物でした。
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2022/03/05 23:10 ロシア連邦との交渉グループのメンバーのキレーエフは、噂によると、彼はSBUにより殺害され、GURの職員であることが判明しました
ウクライナ国防省情報総局、GUR(Главном управлении разведки、ГУР、The Main Intelligence Directorate)[以下、GUR(ГУР)]は次のように述べています。ロシアとの交渉グループのメンバーの、デニス・キレーエフ氏は彼ら[GUR]の職員であり、特別な任務中に殺されました。 初期にですが、彼がSBU(Sbushniks、сбушники、СБУ)により殺されたという情報がありました。
- 訳注: GUR MOU(ГУР) Главное управление разведки Министерства обороны Украины — Википедия :ウクライナ国防省の主諜報局
これは、GUR(ГУР)のフェイスブック(Facebook)ページのプレス・サービスにより報告されました。
同省は次のように知らされました。特別任務の遂行中に、ウクライナのGUR(ГУР)の職員の3名の諜報員が殺害されました:オレクシイ・イヴァノーヴィチ・ドーリャ(Oleksiy Ivanovich Dolya、Доля Алексей Иванович)、ワレリー・ヴィクトローヴィチ・チビネーエフ(Valery Viktorovich Chibineev、Чибинеев Валерий Викторович)、デニス・ボリーソヴィチ・キレーエフ(Denis Borisovich Kireev、Киреев Денис Борисович)。
前に、「ストラナ紙」はデニス・キレーエフ氏の死亡の[推測の]全バージョンを集めました。 最も一般的な[推測の]バージョンによれば、彼は反逆罪の疑いでSBU(СБУ)に殺害されました。 したがって、GUR(ГУР)の声明の後、彼の殺害の状況は謎多きものになります。
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t.me ・・・ 2022/03/06 4:12 (日本時間)のGURのテレグラム
2022/03/06 13:30 殺害された交渉人のキレーエフは、ウクライナとロシア連邦の諜報部の二重スパイであり得ました - ビルト紙
ドイツの新聞ビルト(Bild)紙は、ロシアとの会談でウクライナの代表団のメンバーであるデニス・キレーエフのミステリアスな殺害に記事全体を捧げました。
「それは闇の犯罪の話のように見えます。ロシアとウクライナの間の交渉のために月曜日だけベラルーシでの交渉のテーブルに座っていた男性の1人が死んだ! 死の状況について矛盾する報告があります。1つだけ明確です:彼は殺されました」と、記事は言っています。
最初の報告によれば、彼は逮捕を避けようとしてSBU(СБУ)に射殺されました。 理由:この[推測の]バージョンによれば、キレーエフ(Kireev)氏は、ウクライナ人の中でロシアのスパイでした。 彼ら[ビルト紙]はこう言います、彼[キレーエフ]は会談から情報をプーチン(Putine)大統領の身内に漏らしました - 反逆罪、と新聞は書いています。
ビルト紙によれば、他の噂によると、彼は両国の諜報部の二重スパイでさえもありました。 調査ジャーナリストのマイケル・ワイス(Michael Weiss)氏はこうツィートしました、これがもっともらしいと思います。 元諜報部長は彼[ワイス]に次のように教えました。キレーエフ氏は、敵のスパイを捕まえるのと同じくらい「多くの時間」かけて敵のスパイを隠しました。
「別のウクライナ諜報機関の、GUR(ГУР)の軍事諜報機関は、数時間後に反論しました。 彼女によれば、キレーエフ氏は、特別作戦中に死亡したGUR(ГУР)の3人の従業員の1人でした。 彼らは自国に英雄的な奉仕をし、その防衛に名誉をもって倒れました、とフェイスブックのページに軍事諜報部は書いています。
次のことは、キレーエフ氏について今だ知られています。彼は銀行業や民間事業に従事しており、2020年にロシアをスパイしたとして非難されました。 彼は頻繁にロシアに旅行し、そしてプーチン大統領に近い、ヴィクトル・ヤヌコビッチ(Viktor Yanukovych)元大統領のために働いていたオリガルヒ(oligarchs)達と関係がありました。
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----- 2022/03/05公開の記事を読んで -----
日本とは時差がありますが、本日(3/7)に第3回目の停戦交渉が持たれる予定です。少しでも(願わくは完全に)話し合いが進むことを期待したいです。
2022/03/08 加筆、4番目の記事(2022/03/06 13:30)を追加しました。
これにより、SBU(ウクライナ保安庁)とGUR(ウクライナ国防省情報総局)とが全く連携していないことが分かります。むしろ主導権争いか、対立でもしているような印象です。
ウクライナについて理解が足りないこともあり、このように「特定組織によって、処刑/私刑/暗殺が行われてしまう」治安の悪さだけを感じてしまいます。
- そもそも、ウクライナ政府(ウォロディミル・ゼレンスキー政権)によって国内は隅々まで治められていたのでしょうか ?
- それとも地域ごとに牛耳っている/台頭している/独自に統治しているような組織があるのでしょうか ?
キレーエフさんの事件で、ウクライナが、日本の社会とは全く違う一面を持っていることに気づきます。
----- パズルのピース -----
zzak.hatenablog.jpzzak.hatenablog.jpzzak.hatenablog.jp