LIDARテクノロジーは、アフリカの失われた古代都市を明らかにするのを助けます
LIDARテクノロジーは、アフリカの失われた古代都市を明らかにするのを助けます
(図 Travel Pixabay) (Fig.) アーティクル・イメージ
古代の大都市には、約1万人が住んでいました。
南アフリカ(South Africa)で、失われた古代都市がLIDARテクノロジーを使って発見されました。
南アフリカのヨハネスブルグ(Johannesburg)郊外に散在する単なる古代の石造りの小屋であると以前考えられていたものは、200年以上の歴史を失った、繁栄した街の遺跡であることがわかりました。
最近の報告によると、15世紀にまでさかのぼり古代の大都市は、ツワナ(Tswana)民族グループの1万人もの人々が住んでいました。
Archaeologists in South Africa discover 'lost city' using laser technology
(2:41) 2019/01/29 ・・・元記事に貼られたビデオと同様なもの
科学者達がLIDAR(Light Detection and Ranging)装置を使用していなければ、この発見は不可能だったでしょう。
事実、LIDARは、世界中の考古学者がそれなしでは実現できないような驚くべき発見をすることを可能にしています。
LIDARを使用すると専門家は、密集したジャングルや森林を通り、記念碑、ピラミッド、壁、囲い、通りと家々を明らかにすることができます。
この技術により、科学者は、遠くから観測をすることができ、記念碑だけでなく大都市全体も発見することができます。
そして、LIDARが過去に示したように、今回も、この技術は失われた都市を蘇らせました。
South African 'lost city' found using laser technology pic.twitter.com/BiqWU9mPU4
— Reuters (@Reuters) 2019年1月29日
クウェネグ(Kweneneg)市には、少なくとも1万人が住む800以上の住居があったと考えられています。
「これが意味するのは、大きな歴史的格差を埋めることです。特に南部アフリカでは、植民地以前の歴史には書面による記録がありません」と、ウィットウォータースランド大学(University of Witwatersrand)の考古学者シダ・インバリ・シックスワナ(Fern Imbali Sixwanha)氏は説明します。
「そうして、このLIDARテクノロジーを使用してギャップを埋め始めています。」
LIDARは、レーザー光のパルスを通して働き、考古学者が、古代都市がどんなものであったかを理解することを可能にしました。
研究者達は、古代都市がピーク時にどんなものだったかを見るためにたいていは時間を遡り、植生を通して事実上見ることができました。
都市は約20平方キロメートルに及んだと考えられ、15世紀から19世紀の間にそのピークにあったと考えられています。
都市は、この地域で最も裕福で繁栄している大都市です。
LIDARはまた、平行な石壁が存在することを明らかにしました。これは、いくつかの通路が市内を通っていることを示唆しています。
これらの石壁の多くは、牛の行脚のように見え、ほとんどの場合、住民は都市部の牛やその他の家畜を群れで飼育していました。
「最も啓発的なことの1つは、私達が過去にしてきたことを理解できたように、それは私達に南部アフリカの人々がした活動の種類について、より広い考えを与えます。その活動ラインと社会内での一般的な相互作用を再発見できるようになったからです。」と、シックスワナ氏はアフリカ・ニュース(Africa News)にインタビューで述べました。
----- 出典 -----
curiosmos.com(同様な記事)
www.sciencealert.comstaging.benensonproductions.comwww.theguardian.com
----- この記事を読んで -----
隠れてしまった歴史が、少しずつ表に出てきているようです。南アフリカは人類発祥の地とも言われ、そうした考古学的な発掘がされていることでも知られています。
多くの人類が暮らした都市があったとのこと。そこでどのような生活をしていたのでしょうか。また、アフリカを起源として世界各地に移り住んでいったとも言われています。どのような旅路だったのでしょうか。そうした痕跡も、今後明らかになるのかもしれません。
----- パズルのピース -----
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