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COVID-19患者に見られるT細胞は、長期的な免疫の「良い前兆」です


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COVID-19患者に見られるT細胞は、長期的な免疫の「良い前兆」です

( 図 T細胞 ウィキメディアパブリックドメイン)  

(Fig.) アーティクル・イメージ

T細胞と呼ばれる免疫ハンターは、SARS-CoV-2(黄色)に感染して複製を作成する細胞(緑色)を、探し破壊できます。 NIAID

 

サイエンス(Science)誌のCOVID-19レポートは、ピューリッツァー・センター(Pulitzer Center)でサポートされています。

T細胞(T cells)として知られている免疫の戦士は、私達が一部のウイルスと戦うのを助けますが、しか、COVID-19を引き起こすウイルス SARS-CoV-2と戦うための、それらの重要性は不明でした。 現在、2つの研究により、感染者はウイルスをターゲットにするT細胞を持っていることが明らかになっており - そして彼らが回復するのを助けるかもしれません。 どちらの研究でも、SARS-CoV-2に感染したことがない一部の人で細胞防御を持つ人もいます、きっと(most likely)彼らが以前に他のコロナウイルスに感染していたからです。

「これは励みになる(encouraging)データです」とコロンビア大学(Columbia University)のウイルス学者アンジェラ・ラスムセン(Angela Rasmussen)氏は述べます。 SARS-CoV-2感染をクリアした人が将来ウイルスを防ぐ(ward off)ことができるかどうか、研究では明らかにしていませんが、両方[の研究]はウイルスに対する強いT細胞応答を特定しました、これは「長期的な防御免疫の発達にとって良い前兆です」と、ラスムッセン氏は述べます。調査結果(findings)はまた、研究者がより良いワクチンを創るのにも役立ちます。

開発中の100を超えるCOVID-19ワクチンは、主に別の免疫応答に焦点を当てています:抗体(antibodies)。 これらのタンパク質はB細胞(B cells)によって作られており、理想的にはSARS-CoV-2にラッチ(latch)[掛け金]し、それが細胞に入らないようにします。 対照的に、T細胞は、2つの異なる方法で感染を妨害し(thwart)ます。 ヘルパーT細胞(helper T cells)は、B細胞やその他の免疫防御者(immune defenders)を活性に移る刺激をし(spur)、一方でキラーT細胞(killer T cells)は感染した細胞をターゲットにし、破壊します。 疾患の重症度は、これらのT細胞応答の強さに依存する可能性があります。

 

ラホヤ免疫学研究所(La Jolla Institute for Immunology)の免疫学者の、シェーン・クロティ(Shane Crotty)氏とアレッサンドロ・セッテ(Alessandro Sette)氏が率いるチームは、バイオインフォマティクス(bioinformatics)ツールを使用して、こう予測しました、ウイルスタンパク質片は、最も強力なT細胞応答を引き起こし(provoke)ます。 その後、COVID-19の軽度の症例から回復した10人の患者の免疫細胞を、これらのウイルスの切れ端(snippets)に暴露しました。

患者は皆、SARS-CoV-2スパイクタンパク質(spike protein)を認識するヘルパーT細胞を保有していました、このスパイクタンパク質はウイルスが私達の細胞に潜入する(infiltrate)ことを可能にさせます。 彼らはまた、他のSARS-CoV-2タンパク質に反応するヘルパーT細胞を潜伏(harbored)させていました。 そしてチームは被験者の70%でウイルス特異的(virus-specific)なキラーT細胞を検出したと、支部(Cell)で報告します。 「免疫系はこのウイルスを見て、効果的な免疫反応を開催し(mounts)ます」とセッテ(Sette)氏は述べます。

 

ベルリン(Berlin)のシャリテ大学病院(Charité University Hospital)の、免疫学者のアンドレアス・ティエル(Andreas Thiel)氏とその同僚達により、4月22日に、medRxivのプレプリントとして投稿された研究のものと、結果は一致(jibe)します。 彼らは、COVID-19で入院した18人の患者のうち15人でスパイクタンパク質を標的とするヘルパーT細胞を同定しました。

チームはまた、SARS-CoV-2に感染していない人も、それと戦う細胞を産生するかどうかを求め(asked)ました。 ティエル氏と同僚達は、感染していない68人の血液を分析し、そしてこれを発見しました、34%がSARS-CoV-2を認識するヘルパーT細胞をホストしました。 ラホヤ(La Jolla)チームは、現在のパンデミックが始まるかなり前の、2015年から2018年の間に収集され保存された血液サンプルの約半分で、この交差反応性(crossreactivity)を検出しました。 研究者達は次のように考えています、これらの細胞はおそらく、風邪の原因の4つのヒトコロナウイルス(human coronaviruses)の1つでの過去の感染により、誘発されました;これらのウイルスのタンパク質は、SARS-CoV-2のタンパク質に似ています。

 

結果はこう提示しています「人口のかなり(chunk)がウイルスに対処できるかもしれない1つの理由はこうです、私達の一般的な風邪ウイルスへの曝露から、私達には若干の残存免疫(residual immunity)を持っているのかもしれません」と、アイオワ大学(University of Iowa)のウイルス免疫学者スティーブン・バルガ(Steven Varga)氏は述べます。 しかしながら、どちらの研究もこれを確立しようとするものではありませんでした、交差反応性のある人は、COVID-19で病気になることはありません。

これらの研究以前では、研究者達は、T細胞がSARS-CoV-2の排除に役割を果たすかどうかを知りませんでしたし、または、それらが危険な免疫系の過剰反応(overreaction)を引き起こせるのかどうかさえ知りませんでした。 「これらの論文は本当に役立ちます、何故ならば、彼らが免疫応答のT細胞の構成を定義し始めたからです」と、ラスムッセン氏は述べます。 しかし、彼女と他の科学者達はこう警告します、この結果は、COVID-19から回復した人々が再感染から保護されることを意味しません。

 

抗体の生産をスパークする(spark)[活気づける]ために、ウイルスに対抗するワクチンは、ヘルパーT細胞を刺激する必要があります、とクロッティ(Crotty)氏は言及しています。「次の事は励みになります、COVID-19の症例で、SARS-CoV-2に対抗する優れたヘルパーT細胞反応を、私達は見ています」と彼は述べます。 結果は、ワクチン設計に他の重要な影響を与えます、とノースカロライナ大学チャペルヒル校(University of North Carolina, Chapel Hill)の、分子ウイルス学者(molecular virologist)のレイチェル・グラハム(Rachel Graham)氏は述べます。 開発中のたいていワクチンは、スパイクに対する免疫応答を誘発する(elicit)ことを目指していますが、しかし、ラホヤ(La Jolla)グループの研究が、T細胞は幾つかのウイルス性タンパク質に反応することを決定し、こう提示しています、これらのタンパク質での免疫系を攻撃する(sic)ワクチンがより効果的かもしれません。 「1つのタンパク質に集中するだけでないことが重要です」とグラハム氏は述べます。

 

----- 出典 -----

www.sciencemag.org

(参考) 2020/5/19

www.msn.com

 

----- この記事を読んで -----

ウイルスが細胞に侵入し寄生して増殖し、そうして侵略されます。こうした結果、場合によっては宿主の生命活動を停止させてしまいます。
抗体と呼んでいるものは、ウイルスの侵入を防ぐ働きをしますが、こうした侵略者に対抗する経験値を積むようです。 また、T細胞が、そうした防衛戦闘のスペシャリストというイメージで理解しても良さそうです。

本文で紹介されているような SARS-CoV-2 に対しての経験値は、いつ抗体として培われたものなのでしょうか。こうした自然な免疫を獲得できることが一番良いのでしょうし、そうして流行を克服できることに期待がされます。

 

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