コロナウイルス治療:COVID-19のパイプラインにあるワクチン/薬物 - 30 MARCH 2020
(図 COVID-19 Pixabay) (Fig.) アーティクル・イメージ
インデックス
- 米国FDAにより、緊急使用が承認されたクロロキン
- ファビラビル、中国で最初に承認されたコロナウイルス薬
- コロナウイルス薬/ワクチンの開発に関わる製薬会社
- 新型コロナウイルスのワクチン
- エントス・ファーマシューティカルズ社の、フソゲニックスDNAワクチン
- オックスフォード大学の、ChAdOx1 nCoV-19
- ロイバント・サイエンス社の、ギムシルマブ
- アルティミューン社の、AdCOVID
- I-Mabバイオファーマ社の、TJM2
- メディカゴ社の、コロナウイルス・ワクチン
- エアウェイ・セラピューティクス社の、AT-100
- ティジアナ・ライフ・サイエンシズ社の、TZLS-501
- オヤゲン社の、OYA1
- ビヨンドスプリング社の、BPI-002
- アルティミューン社の、鼻腔内コロナウイルス・ワクチン
- イノビオ・ファーマシューティカルズ社と北京アドバシン・バイオテクノロジー社の、INO-4800
- アルジャーノン・ファーマシューティカルズ社の、NP-120 (イフェンプロジル)
- ブリティッシュ・コロンビア大学とアペイロン・バイオロジクス社の、APN01
- モデルナ社とワクチン研究センターの、mRNA-1273ワクチン
- ミガル研究所の、鳥コロナウイルス感染性気管支炎ウイルス(IBV)ワクチン
- トニックス・ファーマシューティカルズ社の、TNX-1800
- イノベーション・ファーマシューティカルズ社の、ブリラシジン
- クローバー・バイオファーマシューティカルズ社の、組換えサブユニット・ワクチン
- バクサート社の、コロナウイルス・ワクチン
- サイトダイン社 - レロンリマブ
- アプライドDNAサイエンシズ社とタキス・バイオテック社の、リニアDNAワクチン
- 後期急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を治療するビオキシトラン社の、BXT-25
- コロナウイルス対策への、MERS CoVワクチン
- コロナウイルス薬
- コロナウイルスのワクチン/薬を開発している他の会社
- コロナウイルス治療のためのHIV薬
- コロナウイルスの発生
米国FDAにより、緊急使用が承認されたクロロキン
米国食品医薬品局(FDA)は、COVID-19の治療薬としてのクロロキン(chloroquine)およびヒドロキシクロロキン(hydroxychloroquine)の限定緊急使用を承認しました。
アメリカ合衆国のドナルド・トランプ(Donald Trump)大統領は、3月19日に次の事を発表しました。マラリア(malaria)と関節炎(arthritis)の治療に使用されるクロロキンとヒドロキシクロロキン/プラケニル(Plaquenil)は、COVID-19の治療薬として試験されることがFDAにより承認されました。
ファビラビル、中国で最初に承認されたコロナウイルス薬
コロナウイルス薬/ワクチンの開発に関わる製薬会社
新型コロナウイルスのワクチン
以下にリストされたものは、世界中で、様々な開発段階にあるコロナウイルスのワクチンです。
エントス・ファーマシューティカルズ社の、フソゲニックスDNAワクチン
エントス・ファーマシューティカルズ(Entos Pharmaceuticals)社は、フソゲニックス(Fusogenix)ドラッグ・デリバリー・プラットフォームを使用してCOVID-19感染を防ぐためにフソゲニックスDNAワクチンを開発中です。
オックスフォード大学の、ChAdOx1 nCoV-19
18歳から55歳までの約510人のボランティアが、研究に登録されます。
ロイバント・サイエンス社の、ギムシルマブ
GM-CSFをターゲットにすると、COVID-19患者での肺の損傷を軽減し、そして死亡率を低下させることが期待されています。
アルティミューン社の、AdCOVID
アルティミューン社とUABは、2020年の第3四半期に前臨床動物試験(preclinical animal studies)およびフェーズ1の臨床試験を実施するために、研究者と協力します。
I-Mabバイオファーマ社の、TJM2
同社は、米国食品医薬品局(Food and Drug Administration、FDA)から、治験薬(Investigational New Drug、IND)申請(application)の承認を得た後に開発を開始します。
メディカゴ社の、コロナウイルス・ワクチン
同社の研究活動の一部は、カナダ健康研究所(Canadian Institutes for Health Research、CIHR)からの資金提供を受けています。
エアウェイ・セラピューティクス社の、AT-100
AT-100は、前臨床試験で、肺の炎症と感染を軽減し、同時に様々な呼吸器疾患に対して免疫応答を生み出す効果を示しました。
ティジアナ・ライフ・サイエンシズ社の、TZLS-501
ティジアナ・ライフ・サイエンシズ(Tiziana Life Sciences)社は、COVID-19の治療用にTZLS-501という名前のモノクローナル抗体(monoclonal antibody)を開発しています。TZLS-501は、ヒトの抗インターロイキン6受容体(anti-interleukin-6 receptor、IL-6R)で、これは肺の損傷とIL-6の上昇を防ぐのに役立ちます。
この薬剤は、IL-6Rに結合する働きをし、体内を循環するIL-6の量を減少させます、それにより慢性肺炎症(chronic lung inflammation)を軽減します。
オヤゲン社の、OYA1
OYA1は、以前は癌治療用の治験薬(an investigational new drug)として承認されましたが、しかし、有効性の欠如のために断念されました。オヤゲン社は、コロナウイルス治療の有効性を判断するために、この薬剤のさらなる研究を行う計画です。
ビヨンドスプリング社の、BPI-002
ビヨンドスプリング(BeyondSpring)社のBPI-002は、COVID-19を含む様々な感染症の治療に適応する低分子薬剤(small molecule agent)です。CD4+ ヘルパーT細胞(CD4+ helper T cells)とCD8+ 細胞傷害性のT細胞(CD8+ cytotoxic T cells)を活性化する能力があり、そして体内で免疫応答(immune response)を引き起こします。
もしも別のCOVID-19ワクチンと組み合わせるならば、この薬は、ウイルス感染に対する長期的な保護を生成する能力を持っています。ビヨンドスプリング社は、ウイルス感染症の治療薬の、米国の特許保護を申請しました。
アルティミューン社の、鼻腔内コロナウイルス・ワクチン
鼻腔内のCovid-19ワクチンは、米国に拠点を置く臨床ステージのバイオ医薬品(biopharmaceutical)会社アルティミューン(Altimmune)社により開発されています。
単回投与ワクチンの設計と合成は完了しましたが、動物実験は続きます。
コロナウイルス・ワクチンは、ワクチン技術プラットフォームに基づいて開発されています。これは、アルティミューン社が開発したインフルエンザ・ワクチンのNasoVAXと同様です。
Inovioは、追加の臨床試験または緊急使用を行うために、2020年末までに100万回分のワクチンの生産を目指しています。
アルジャーノン・ファーマシューティカルズ社の、NP-120 (イフェンプロジル)
ブリティッシュ・コロンビア大学とアペイロン・バイオロジクス社の、APN01
アペイロン・バイオロジクス(APEIRON Biologics)社によって開発されたAPN01という名前の薬剤候補は、COVID-19の治療として、フェーズ1パイロット試験として中国でテストされています。APN01は、SARSの治療目的で、ブリティッシュ・コロンビア大学(University of British Columbia)の教授が実施した研究に基づいています。研究はこれを明らかにしました、ACE2タンパク質が、SARSウイルスの主だった受容体でした。
モデルナ社とワクチン研究センターの、mRNA-1273ワクチン
参加者(participants)は3つの群(cohorts)に分けられ、25 mcg [マイクログラム]、100 mcg、または250 mcgの容量を28日間隔で投与されます。
ミガル研究所の、鳥コロナウイルス感染性気管支炎ウイルス(IBV)ワクチン
IBVワクチンは4年間の研究の後に開発され、ヒトコロナウイルス(human coronavirus)に遺伝的類似性が高いです。研究所はCOVID-19を治療するためにワクチンを遺伝子組み換え(genetically modified)をしました、そして経口形態(oral form)で利用可能になります。
同研究所は現在、次の8~10週間でワクチンを生産するための可能性のあるパートナーを探しており、そして生体内(in-vivo)試験に必要な安全承認を取得します。
トニックス・ファーマシューティカルズ社の、TNX-1800
イノベーション・ファーマシューティカルズ社の、ブリラシジン
イノベーション・ファーマシューティカルズ(Innovation Pharmaceuticals)社は、コロナウイルスの可能性のある治療薬として、ディフェンシン(defensin)[脊椎動物および無脊椎動物双方に見出される正電荷を持ったタンパク質(オリゴペプチド)。 ディフェンシンは、真正細菌(バクテリア)・真菌類・ウイルス・ウイロイドに対して活性を持つ抗微生物ペプチド] 模倣薬(mimetic drug)候補の、ブリラシジン(Brilacidin)を評価していることを発表しました。ブリラシジンは、いくつかの臨床試験で、抗菌(antibacterial)、抗炎症(anti-inflammatory)と免疫調節特性(immunomodulatory properties)を示しています。
イノベーション社は、COVID-19の治療薬としてのブリラシジンの評価のために、2つの物質移動協定(material transfer agreements)に、米国の大学と米国の12の生物封じ込め研究所(biocontainment labs)と署名しました。生物封じ込め研究所の1つは、3月の第3週に薬剤の試験を開始する予定です。
クローバー・バイオファーマシューティカルズ社の、組換えサブユニット・ワクチン
S-トリマー(S-Trimer)ワクチンの高度に精製された形態は、前臨床試験を実施するため6週間から8週間で、利用可能になることが期待されています。同社は、もしもワクチンが成功したことが証明されたのならば、生産をスケールアップするための社内のcGMPバイオ製造機能を備えています。
また、クローバー社はGSK社[グラクソ・スミスクライン]と協力して、後者のパンデミック支援者体制(pandemic adjuvant system)を使用して、ワクチンを開発しています。
バクサート社の、コロナウイルス・ワクチン
バクサート社は、独自の経口ワクチン(oral vaccine)プラットフォームVAASTを使用して、錠剤製剤での経口組換えワクチン(oral recombinant vaccine)を開発しています。
同社は、2019-nCOVの公開されたゲノムに基づいてワクチンを開発し、粘膜(mucosal)と全身(systemic)の免疫応答のための前臨床モデルで試験する計画です。
サイトダイン社 - レロンリマブ
サイトダイン(CytoDyn)社は、可能性のあるコロナウイルス薬として、CCR5拮抗薬(antagonist)のレロンリマブ(leronlimab) (PRO 140) を調査しています。
後期急性呼吸窮迫症候群(ARDS)を治療するビオキシトラン社の、BXT-25
BX-25は、血液細胞の5,000分の1になるように設計されており、そして肝臓(liver)で処理される前に、効率的に酸素を体内に9時間輸送します。この薬は、重要な臓器(vital organs)に酸素を供給するのを助けられ、そして患者が回復し生き残ることができるようにします。
ノババックス社の、MERSコロナウイルス・ワクチン候補
ノババックス(Novavax)社は、2013年に新型の中東呼吸器症候群(Middle East Respiratory Syndrome、MERS)コロナウイルス・ワクチン候補を開発し、2012年にサウジアラビア(Saudi Arabia)で最初のMERSコロナウイルス(MERS-CoV)の識別情報の投稿をしました。これは、伝染病準備イノベーションのための連合(Coalition for Epidemic Preparedness Innovations、CEPI)によるワクチン開発の肝心(crucial)な標的で、かつ世界保健機関(World Health Organisation、WHO)とって優先疾患です。
(薬物)候補は、主要な表面のSタンパク質へ主に結合するように設計され、開発されました。同社の組換えナノ粒子ワクチン技術(recombinant nanoparticle vaccine technology)を使用しています。ノババックス社の独自のアシスタント(adjuvant)マトリクス-M(Matrix-M™)と一緒に試験され、実験室での研究で、免疫応答を誘発することにより感染を阻害しました。
ノババックス社は、ワクチンの開発を進めるために、CEPIから400万ドルの資金を受け取りました。
同社は、動物モデルでの試験用の幾つかのナノ粒子ワクチン(nanoparticle vaccine)候補を生み出しています。そして2020年に人間での試験を実施することを目指しています。
イノビオ・ファーマ社の、INO-4700
また、被験者の88%で、幅広くT細胞応答(T cell responses)が生み出しました。
世界のさまざまな開発段階にある新型コロナウイルス薬を以下に示します。
ギリアド・サイエンシズ社の、レムデシビル(GS-5734)
ギリアド・サイエンシズ(Gilead Sciences)社が開発した、効果がないことが判明したエボラ(ebola)治療薬は、現在アジアの国々で、2つのフェーズⅢの無作為化での臨床試験で試験されています。
コロナウイルス関連の合併症を治療するためのロシュ社の、アクテムラ
薬は既に、エボラ出血熱(Ebola)、ジカ熱(Zika)、マールブルグ,熱(Marburg)、黄熱(Yellow fever.)などの致命的なウイルスに対して、患者が生き残る恩恵を示しています。
リジェネロン社の、REGN3048-3051とケブザラ
シナルジェン・リサーチ社の、SNG001
ラティス・バイオロジックス社の、アムニオブースト
ラティス・バイオロジックス(Lattice Biologics)社は、COVID-19患者の急性呼吸窮迫症候群(acute respiratory distress syndrome、ARDS)の治療で、その羊水濃縮液(amniotic fluid concentrate)アムニオブースト(AmnioBoost)の有効性を探査しています。アムニオブーストは、変形性関節症(osteoarthritis)などの、慢性的(chronic)な成人の炎症(inflammatory)状態のために開発されました。
その薬は、コロナウイルスを含む幾つかの病気により引き起こされる、炎症状態を軽減する効果を示しました。それは、抗炎症性サイトカイン(anti-inflammatory cytokines)の産生を高めながら、炎症誘発性サイトカイン(pro-inflammatory cytokines)の産生を減少させます。
コロナウイルスのワクチン/薬を開発している他の会社
イノビオ・ファーマシューティカルズ(Inovio Pharmaceuticals)社、モデルナ(Moderna)社、ノババックス(Novavax)社などの会社は、ワクチンを開発していると報告されています。中国の科学者達によるコロナウイルス治療のための幾つかの伝統的な薬を含む、合計30の治療法が試験されています。リン酸クロロキン(Chloroquine phosphate)は、30の治療法の中で。病気の症状の治療に有効性を示しています。薬を投与された患者は、広東省(Guangdong province)と湖南省(Hunan province)の病院で実施されている臨床試験で、発熱のより良い低下と短い回復時間を達成しました。
エナンタ・ファーマシューティカルズ社
エナンタ・ファーマシューティカルズ(Enanta Pharmaceuticals)社は、次の計画を発表しました、COVID-19患者を治療するための抗ウイルス薬候補の開発をします。同社は、COVID-19の治療での可能性のある有効性について、既存の抗ウイルス化合物ライブラリーから化合物を試験しています。また、COVID-19を治療するための直接作用薬候補を開発する目的で、創薬プログラムを開始しました。
プレディクティブ・オンコロジー社
エマージョント・バイオソリューションズ社
インテグラル・モレキュラー社
セル・エスシーアイ社
この技術を使用して開発されたペプチドは、肺感染に起因する炎症(inflammation)による組織の損傷を軽減するのに役立ちます。肺感染は、高齢患者の死亡率の主な原因です。
AJワクチンズ社
ヒート・バイオロジクス社
マテオン・セラビューティクス社
香港科学技術大学
識別された抗原決定基の一部は、特にCOVID-19に対抗して、免疫応答を起こせるかもしれません。
ジェネレックス社の、ワクチン
ジェネレックス(Generex)社は、こう発表しました。中国技術交流(China Technology Exchange)、北京中華投資基金管理(Beijing Zhonghua Investment Fund Management,)、山東科学院生物学研究所(Biology Institute of Shandong Academy of Sciences)、およびシノテック-アドボケイツ国際産業開発(Sinotek-Advocates International Industry Development.)で構成される中国コンソーシアム(consortium)[(国際)協会]からの契約に基づき、COVID-19ワクチンを開発しています。
チューレーン大学の、ワクチン
イミューノプレサイス・アンティボディス社の、コロナウイルス・ワクチン
イミューノプレサイス・アンティボディス(ImmunoPrecise Antibodies)[免疫精密抗体]社は、COVID-19に対抗するワクチンと抗体を開発するために、ワクチンと治療用抗体(therapeutic antibody)のプログラムを開始しました。同社は、コロナウイルスに対抗する治療用化合物のために、B細胞選択(B Cell Select™)とディープディスプレイ(DeepDisplay™) 発見プラットフォームを使用します。
同社は、研究努力を更新しこう指摘しました。PolyTope mAb TherapyTMとEVQLVの人工知能プラットフォームを使用して、COVID-19療法を開発します。
インド血清研究所
サウスウェスト研究所
サウスウェスト研究所(Southwest Research Institute)は、ロジウム(Rhodium)と呼ばれる仮想スクリーニングを使用して、200万以上の薬物化合物から、コロナウイルス治療へ可能性のある薬剤候補を識別しています。最も有望な化合物が、さらなる開発のために識別されます。
ジドゥス・カディラ社
ジドゥス・カディラ(Zydus Cadila)社は、2つの新しいアプローチを使用して、COVID-19のワクチンを開発するための加速研究プログラムの開始を発表しました。最初のアプローチは、ウイルスのウイルス膜タンパク質に対抗するDNAワクチンの開発を含みますが、一方、2番目のアプローチで、生で弱毒化された(attenuated)組換え麻疹ウイルス(recombinant measles virus、rMV)を媒介(vectored)としたワクチンが開発されます。rMVベースのワクチンは、特定の中和抗体(neutralising antibodies)を誘導することで機能して、コロナウイルス感染からの保護を提供します。
ナノビリサイド社
同社は、コロナウイルスを治療するために識別された抗体を商品化するために、2月25日にウーシー・バイオロジックス(WuXi Biologics)社とパートナーシップを形作りました。もしも承認されのならば、ウーシー社は中国で治療薬を販売する権利を持ちますが、一方でヴィル社は他の国での販売権を保ちます。同社は、パートナーシップを形成しました。
ヴィル社は、SARS-CoV-2を標的とするsiRNA候補を識別するために、アルニラム・ファーマシューティカルズ(Alnylam Pharmaceuticals)とも提携しています。それは、細胞株(cell line)と、抗体のプロセス開発と製造のために、バイオジェン(Biogen)社と別のパートナーシップを形成しました。
組み合わせは、必須医薬品のWHOのリストに記載されています。ロピナビルは、コロナウイルス複製の細胞内(intracellular)プロセスに作用すると考えられています。そして、MERSの非人間霊長類(non-human primates、NHP)モデルで、死亡率の低下を示しました。
カレトラ(Kaletra®)のライセンスされたジェネリックのロピムン(LOPIMUNE)は、現在、それぞれ60錠のパックで利用可能で、200 mgのロピナビルと50 mgのリトナビルを包含しています。
ジョンソン&ジョンソン(Johnson & Johnson)社の子会社のヤンセン・ファーマシューティカル社(Janssen Pharmaceutical Companies)は、COVID-19の治療法を見つけることを狙った研究活動で使用するために、プレズコビックス(PREZCOBIX®) HIV薬(ダルナビル(darunavir)/コビシスタット(cobicistat) )を寄付しました。
さらにヤンセン社は、COVID-19治療の開発を促進するために、生物医学先端研究開発局(Biomedical Advanced Research and Development Authority、BARDA)と提携しています。
コロナウイルスの発生
WHOがCOVID-19 (以前の2019-nCoV)と名付けた2019年末の伝染性コロナウイルスの発生は、世界中で医療緊急事態につながりました。
症状は何でしょうか
コロナウイルスの症状は、鼻水(running nose)、頭痛(headache)、咳(cough)、発熱(fever)、喉の痛み(sore throat)など、風邪に関連する症状が含まれます。
コロナウイルス伝染
「コロナウイルスの伝染は、ヒトからヒトへ、そして犬や猫などの感染した動物からも起こり得ます。」
疾病管理予防センター(Centers for Disease Control and Prevention、CDC)によれば、COVID-19はベータコロナウイルスで、コウモリ(bats)に起源があります。
動物やヘビなどの爬虫類から感染したと考えられているコロナウイルスは、上気道疾患(upper respiratory tract illnesses)などの呼吸の問題や、肺炎(pneumonia)や気管支炎(bronchitis)などの下気道疾患(lower respiratory illnesses)を引き起こします。
コロナウイルス伝染は、ヒトからヒトへ、そして犬や猫などの感染した動物からも起こり得ます。
(状況のアップデート)
www.clinicaltrialsarena.com ・・・ April 16, 2020www.clinicaltrialsarena.com ・・・ March 26, 2020
www.pharmaceutical-technology.com ・・・ March 24, 2020
www.pharmaceutical-technology.com ・・・ March 21, 2020
----- 出典 -----
----- 2020/04/16公開の記事を読んで -----
主に米国の製薬会社や研究所に関連する、対新型コロナウイルスの薬物候補がリスト化されています。英国やドイツ、日本の薬物は取り上げられておりません。
さて、これらの薬物候補から人類を救うものは現れるのでしょうか。
----- パズルのピース -----
zzak.hatenablog.jpzzak.hatenablog.jpzzak.hatenablog.jp
----- 諸情報追記 -----
(レムデシビル、アビガン、ヒドロキシクロロキン、カレトラ、シクレソニド、回復者血漿、トシリズマブ、ナファモスタット、カモスタット)