驚くべきビデオは、ロケットが透明ならば見えるものを見せます
驚くべきビデオは、ロケットが透明ならば見えるものを見せます
(図 Space Shuttle Pixabay by NASA-Imagery)
燃料が排出されているのさえわかります。
新しいビデオでは、次のことを見せています。4つのタイプのロケットは、離陸とステージ[各段]の分離時に - ロケットが燃焼し続けるとき燃料がどのように排出されるかを - 透明だったらなら、どのように見えるのか。
(9:12) 2020/05/14
魅惑的なアニメーションは、左から右に、次の4つのロケットを比較しています。
- 1967年から1973年にかけて、NASAが使用した米国製の超大型の乗り物、サターンV型ロケット(Saturn V)
- スペース・シャトル(Space Shuttle)、2011年に引退したNASAの宇宙機(space plane)
- スペース・エックス(SpaceX)社のファルコン・ヘビー(Falcon Heavy)、超大型リフト
- NASAの宇宙打ち上げシステム(Space Launch System、SLS)は、2011年にスペース・シャトルが引退して以来開発が進められている、宇宙機関の次期型の重量物ロケットです
このビデオは、ロケットの異なるステージ[打ち上げ段]で使用されるさまざまなロケット燃料のタイプを、色分けしています。
- 赤色はケロシン(kerosene)[灯油]RP-1で、ジェット燃料に似た高度に精製されたケロシンです。
- オレンジ色は、NASAが使用する一般的なロケット燃料の液体水素(liquid hydrogen、LH2)です。興味深いことに、それは酸化剤(oxidizer)に点火される前に、最初にロケットのノズルを冷却します。
- 青色は液体酸素(liquid oxygen、LOX)で、NASAの主力RS-25などのロケットの液体水素の酸化剤としてよく使用される液体の2原子酸素です。これは、スペース・シャトルに使用されたエンジンです。
NASAの次期SLSは、LH2とLOXの両方を混合して大量のエネルギーと、水を生成します。
LH2の密度が極めて低いために、NASAのSLSは巨大な燃料タンクが必要です。 それを軽減するために、設計者はロケットの両側に2つのブースターを与えました、NASAの引退したスペース・シャトルの設計の派生物です。
スペース・エックス社のファルコン・ヘビーと、サターンV型ロケットはどちらも、精製されたバージョンの灯油を第1段ロケットとして使用します。これは、特定の高度で投棄される(jettisoned)ロケット段です。
ケロシンを燃焼させると環境への代価が重くなります、燃焼すると大量の二酸化炭素(carbon dioxide)が発生するからです - もしもスペース・エックス社が2週間ごとのロケットを打ち上げる計画が実現したのならば、さらにいっそう酷くすることになる可能性のある問題です。
ビデオの背後にいるアニメーターは、小さく小さな赤いテスラ・ロードスター(Tesla Roadster)を含むとさえ考えました - 2018年にスペース・エックス社のCEOイーロン・マスク(Elon Musk)氏が宇宙に打ち上げた有名な車です。
編集者のメモ2020年5月14日:このストーリーの以前のバージョンでは、スペース・エックス社のヘビー・ファルコンが、今月後半にNASAの宇宙飛行士を宇宙に運ぶと誤って述べました。 実際にはスペース・エックス社のファルコン・ナイン(Falcon 9)ロケットになります。
----- 出典 -----
futurism.comwww.physics-astronomy.comwww.iflscience.comwww.universetoday.com
----- 2020/05/14公開の記事を読んで -----
ビデオ紹介記事になります。ありそうで無かったコンセプトのビデオです。
ビデオはやや大きい画面でご覧いただけると、燃料が減って行く様子が分かりやすいです。
これを見ると、ロケットの打ち上げは、燃料という嵩張る重量物を打ち上げて運んでいるようでもあることが分かります。
そして、地球のサイズが、現状よりもっと大きく重力が大きかったのならば、この程度のロケットでは宇宙へは出られない... 私達のテクノロジーで、なんとか宇宙に行ける、そんな条件も不思議に思えます。
さて2020年5月28日でしたか、スペース・エックス社が初の有人での打ち上げを行います。ライブ中継が楽しみです。
----- パズルのピース -----
zzak.hatenablog.jpzzak.hatenablog.jpzzak.hatenablog.jp