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ワープドライブ、光よりも速く移動するテクノロジー!


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ワープドライブ、光よりも速く移動するテクノロジー

(図 Space ShipEarth Pixabay by 0fjd125gk87)

(Fig.) アーティクル・イメージ

 

今日、光よりも速く移動することは、異なる銀河間の距離や、またはそのような巨大な距離をカバーするための数学的に証明された方法にすぎません。

 

はい、それは、アインシュタイン一般相対性理論によれば不可能です。それ[一般相対性理論]が言うように、質量を持つ体は光速より速く移動することはできません。 今日、世界中の科学者達はこの理論を信じています、それが理由で、彼ら[科学者達]は、一般相対性理論に違反することなく、私達がとても短い期間で長距離をカバーできる通過の方法を探しています。

今日、私達は空間とその振る舞いについての考えを持っており、そして私達は次のことを知っています。アインシュタイン相対性理論は宇宙の各々の天体に働きますが、宇宙自体には働きません。 それが、科学者達が宇宙の膨張について言う理由です。

私達はこれを認めます、宇宙は約140億年前にビッグバン(big bang)で創られました。そして私達はビッグバンの後に宇宙が光速で拡大すると仮定したのならば、その[宇宙]の直径は280億光年を超えてはいけませんが、しかし物理学者達によれば、宇宙の実際の直径は930億光年です。つまり、空間は光速で膨張し収縮できます

 

そして、これは私達に次の考えを与えます。光速に匹敵する宇宙船を作る代わりに、私達は、空間を拡大したり収縮したりできるあらゆるテクノロジー[技術]を作るべきです。

もしも私達が、宇宙船の前の空間を収縮し、宇宙船の後ろの空間を拡大するのならば、どこへも動くことなく、宇宙船はほんのわずかな時間で膨大な距離を移動します。 そして、このテクノロジーはワープ・ドライブ(Warp drive)として知られています。

これを理解するために、私達は宇宙の性質について知る必要があります。 私達は時間なしでは空間を理解できません、何故ならば、アインシュタインによれば、時空(Space-time)は2つの異なるものではないからです。 もしも私達か理解するためにやってみるのならば、私達は次のこと知るべきです。私達は、長さ、幅、奥行き/高さで空間内のあらゆるものを測定し、そして、もしも私達が4次元として時間を取るのならば、これは時空の本当のモデルになるでしょう。

アインシュタインによれば、空間は時間なしには存在しませんし、なおかつ、時間は空間なしには存在しません。 そうなので、ここで私達は空間を曲げる必要があります、これは簡単ではありませんし、また、不可能な作業でもありません。 しかし、今日のテクノロジーで、それは不可能です。何故ならば、膨大な質量を持つ天体だけが時空の構造を曲げるられるからで、そして私達は、今日のテクノロジーではそのような質量を産み出せないからです。

 

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(図Fantasy Pixabay by Gerhard Janson)

 

これで、私達は、時空がどのように振る舞うかについての考えを持ちました、だから今、私達は、どのようにワープドライブが働くのか、理解できるでしょう

このテクニック[方法]を可能にするために、私達は、宇宙船の後ろにある空間を拡大し、宇宙船の前にある空間を収縮する必要があります。そしてこれを行うことにより、私達の宇宙船は、光速以上の速さで、実際に動かずに長距離を移動します。

このテクニックに従うことにより、私達は、浦島効果(time dilation)[時間の遅れ]として知られる現象のための問題に直面する必要がなくなります。何故ならば、このテクニックでは、宇宙船は旅の間ずっと静止しているからです。

 

今や私達は、ワープ・ドライブがどのように機能するかを知りましたが、質問は、これ(空間の圧縮と拡張)は可能でしょうか

実際にそうです。 何故ならば私達は、質量の大きい天体が空間を圧縮できることを知っていたからです。しかし、これを行うためには、私達には土星とほぼ等しい質量が必要になります、けれどもこれは本当の問題ではありません。

 

これに関する本当の問題は、どのように私達は時空を拡張できるのかです

これを行うには、私達は負の質量が必要です。 これは、この質量が重力に逆らって振る舞うことを意味する、負の[質量の]意味を持つ天体の概念です。 私達は、この質量を量子レベルで得られますが、ワープ・ドライブを可能にするために、私達がまだ見つけていない膨大な量の負の質量が必要です。

 

 

----- 出典 -----

(掲載終了した元記事のウェブ保存版)

WARP DRIVE, a technology to travel faster than the light! | Space Documentary

(関連記事)

theconversation.comwww.discovermagazine.com

 

----- 2019/06/02公開の記事を読んで -----

掲載終了してしまったこともあり、アーカイブです。

空間の膨張と縮小を利用し「動かずに移動する」は、強烈に印象的です。このフレーズが登場する映画「砂の惑星(DUNE)」の原作が発表されたのが1965年、ミゲル・アルクビエール(Miguel Alcubierre)氏が「The Warp Drive: Hyper-Fast Travel Within General Relativity」という論文を発表したのが1994年です。ここでも、SF作品のアイディアが先行したこになるのでしょうか。

理論的には負の質量、つまり反物質がテクノロジーとして取り扱える前提ですが、手も足も出ていないのが現状です。

興味深い点はいくつもあり、このワープ・ドライブは反物質(負の質量)によるので、もちろん反重力(斥力)エンジンそのものですし、もしもこの動力による宇宙船ができたとしたら、作用-反作用の法則(ニュートンの第3法則)に基づくような、噴射口(排気ノズル)は無い外観になるでしょう。

そして、原理的には「動かずに全方向への移動」が可能ですから、そのテクノロジーが達成されたとしたら、もっとも理想的な宇宙船の外観/姿は、球体になるのかも知れません。

 

アルクビエレ・ドライブ - Wikipedia

 

----- パズルのピース -----

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