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米国が巨大な流星の爆発を検出


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米国が巨大な流星の爆発を検出

(図 Asteroid Pixabay)

(Fig.) アーティクル・イメージ アートワーク:火球は、1世紀に2〜3回だけ起こると予想される種類の出来事でした

 

Nasaによれば、12月に巨大な火玉(fireball)が地球の大気中で爆発しました。

爆発は、30年間でその種の中で2番目に大きく、そして6年前にロシアでチェリャビンスク(Chelyabinsk)の上空の火玉以来最大のものでした。

しかし、それはロシアのカムチャツカ半島(Kamchatka Peninsula)沖のベーリング海(Bering Sea)で発生したため、今までほとんど気付かれずに来ました。

宇宙の岩石は、広島の原爆によって放出されたエネルギーの10倍で爆発しました。

Nasaの惑星防衛官のリンドリー・ジョンソン(Lindley Johnson)は、この大きさは100年ごとに2、3回だけ予想されますと、BBCニュースに火球について伝えました。

 

サイモン・プラウド(Simon Proud)

気象庁のひまわり衛星のデータを使用して制作された、昨年12月にベーリング海峡上の流星からの煙の軌跡を示すビデオ。 中央のオレンジ色の流星トレイル、左上の影。 高解像度コピー:

 

私達は、何を知っているのでしょうか

12月18日のおよそ正午の現地時間で、小惑星は、32km/s(毎秒20マイル)の速度で、7度の急な軌道で、大気中を突き抜けました。

数メートルの大きさで、宇宙の岩石は、地表の上空25.6キロの高度で、173キロトンの衝撃エネルギーで爆発しました。

「それはチェリャビンスクのエネルギー放出の40%でしたが、しかし、それはベーリング海の向こうのことでしたので、同じ種類の効果を持たなかったり、ニュースに現れたりしませんでした」とNASAの地球近距離物体観測プログラムのマネージャ、ケリー・ファスト(Kelly Fast)氏は言いました 。

「それは、私達が持っているもう1つの防衛システムです。地球上にはたくさんの水があります。」

ファスト(Fast)博士は、ここテキサス州(Texas)ヒューストン(Houston)近郊のウッドランド(Woodlands)で開催された第50回の月と惑星科学会議(Lunar and Planetary Science Conference)でこの出来事について議論しました。

  • 私達が知っているように、世界を終わらせることができるものは何でしょうか。
  • 小惑星の衝突の「過小評価」の危険性

昨年、軍用衛星が爆発しました; 米空軍からこの出来事についてNasaは通知を受けました。

ジョンソン博士は次のように言いました。火球は、北米(North America)とアジア(Asia)の間を飛んでいる民間航空機によって使用されているルートからそれほど遠くない地域に入りました。そのため、研究者達は、出来事の報告された目撃があるかどうかを確認するために、航空会社に確認しています。

 

(Fig.1) 火球の地図プロット 米国政府のセンサーによって報告された火球、1988年4月15日~2019年3月15日

 

 

意義は何でしょうか

2005年、議会は、NASAに2020年までにサイズが140m以上の、地球近傍小惑星の90%を発見するように命令しました。このサイズの宇宙の岩石は、「パスポートのない問題」と呼ばれています。何故ならば、もしもそれらが地球に衝突すると、地域全体に影響を与えることが予想されるからです。しかし科学者達は、この議会の命令を満たすためには、さらに30年かかると見積もっています。

 

(Fig.2) NeoCamのイメージ アートワーク:NeoCamの概念は、140m以上のサイズの、未発見の小惑星の多くを発見することを目的としていました

 

NASAのテラ衛星(Terra satellite)で流星の軌跡を見られました

 

入ってくる物体がひとたび識別されると、軌道の正確な決定に基づき地球上のどこで衝突が発生するかを計算することで、NASAはいくつかのかなりな成功を収めています。

2018年6月、小さい3m(10ft)小惑星2018 LAは、衝突の8時間前にアリゾナ(Arizona)の地上観測所で発見されました。それから、NASAのジェット推進研究所(Jet Propulsion Laboratory、JPL)の地球近傍物体研究センター(The Center for Near-Earth Object Studies)は、その軌道の正確な決定をしました。そして、それは推定された衝突位置を計算するために使われました。これはこの岩が、アフリカ南部を襲った可能性が高いことを示しています。

計算が提示したように、農場の防犯カメラ映像で、ボツワナ(Botswana)上空で火球が記録されました。物体の破片は、後にその地域で発見されました。

 

(Fig.3) 火球の衛星写真 HIMAWARI / JMA / SIMON PROUD / OXFORD UNII画像のキャプション。日本のひまわり衛星が火球の急降下を捉えています

 

[Video]  (0:55) Eyewitnesses and CCTV cameras captured the moment the Chelyabinsk meteor flew across the sky

アーカイブ:目撃者とCCTVカメラが、チェリャビンスク流星が空を横切って飛んだ瞬間を捉えました

 

モニタリング[監視]はどのように改善できるのでしょうか

ベーリング海に関する最新の出来事では、次のことを示しています。大きな物体は、警告なしに私達と衝突する可能性があるので、強化されたモニタリングの必要性を強調しています。

より堅牢なネットワークは、地上望遠鏡のみならず、宇宙の観測所にも依存します。

開発下のミッションの概念は、NEOCam(ネオカム)と呼ばれる望遠鏡が宇宙の重力の平衡点に打ち上げられ、そこでは140mより大きな潜在的に危険な小惑星を発見し、特徴付けることになるでしょう。

ジェット推進研究所(JPL)のNeoCamのチーフ・サイエンティスト、エイミー・マインツァー(Amy Mainzer)博士は次のように述べています:「そのアイデアは、議会によってNASAに与えられた140m以上の地球近傍の小惑星を見つける目標の90%にできるだけ近づくことです。

彼女は次のように述べました。もしもミッションが開始されなかった場合、予測によれば、「既存の一連の地上調査設備を利用するには、何十年もかかる」になることを提示しました。

マインツァー博士は付け加えました: 「しかし、IRベースの(赤外線)望遠鏡をお持ちの場合は、はるかに速くなります。」

 

 

----- 出典 -----

www.bbc.com

 

----- 参考ビデオ -----


Central Russia meteor captured on camera

(1:41) 2013/02/16

 

 

----- 2019/03/18公開の記事を読んで -----

少しに取り上げたものと同じ対象について、科学的な観測や見解を紹介しています。
地球には、天然の防衛システムとして月、大気、海があるにしても、隕石の衝突は怖いです。地球の近くを通る小惑星(asteroid、アステロイド)の観測を強化してゆくのでしょうが、万一のものが見つかったとしても手も足も出ないのかも知れません。

 

NASAの火球情報サイト: Fireballs

 

----- パズルのピース -----

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同じ火球を対象とした別の切り口

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