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イエローストーン超火山は、予想より早く噴火するかもしれません


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イエローストーン超火山は、予想より早く噴火するかもしれません

(図 Yellowstone Pixabay)  (Fig.) アーティクル・イメージ

 

火山が最後に噴火したときは、2回のマグマの流入カルデラの下のマグマ溜り(reservoir)を満たした後で、そのプロセスは以前考えられていたよりも時間がかからないことが、新しい研究によって明らかにされています。

約63万年前、現在のワイオミング州(Wyoming)で強力な噴火が起こりました。この爆発により240立方マイルの岩石と灰が噴き出し、イエローストーン(Yellowstone)のカルデラ(caldera)が生まれました - 国立公園のほとんどに広がる火山の陥没です。

イエローストーンの下の超火山(supervolcano)は、何万年もの間ほとんど休止しています - 約7万年前、最後の大きな噴火はカルデラを灰と溶岩で埋めました。人々が大陸に移住するずっと前のことです。

アリゾナ州立大学(Arizona State University)からの新しい研究は、火山の噴火が最後に起こったのは、2つの大きなマグマの流入カルデラの下のマグマ溜りを満たした後だったことを示しており、そのプロセスは以前考えられていたよりも時間がかかりません。

現在の理論は、マグマ溜りが前回の推定値の2.5倍であると結論付けた2013年の研究に由来しています。そしてマグマ溜りは、あらゆる大爆発の後で排出するので、地質学者達はそれが補充されるのに長い時間がかかるだろうと考えました。

しかし科学者達が、最新のメガ噴火での化石化した灰の中のミネラルを分析したとき、温度と組成の重大な変化は、何世紀もの間ではなくて数十年のうちに起こることを、彼らは発見しました。

それでも米国中部で大噴火が起こるのは、まだありそうにもない出来事です。ビクトリア・ジャガード(Victoria Jaggard)氏が、ナショナル・ジオグラフィック(National Geographic)誌について報告しているのは、次のとおりです:

しかし、イエローストーンの眠っている超火山を研究しているほとんどの人達は、現在、次のように言っています。次の大きな爆発がいつ起こるのかを、私達が知る方法はありません。その一部として、米国地質調査所(U.S. Geological Survey)は、別の大規模なイエローストーン爆発のおよその年間オッズ(odds)を73万分の1にしています。これは、壊滅的な小惑星の衝突とほぼ同じ公算です。

イエローストーンは世界で最も注目されている火山のひとつです。ありとあらゆる検出可能な変化を追跡するセンサー一式と衛星での追跡があります。少なくとも今のところ、地質学者達はそれほど心配していません。

 

2017年10月25日、午後9時にPBSで放送されるNOVAの「キラー火山(Killer Volcanoes)」のプレビューをご覧ください。

科学者達は、中世の地球を急速に凍結保存(deep freeze)させた巨大噴火を模索しています:

 


Killer Volcanoes Preview

(0:30) 2017/10/25

 

 

----- 出典 -----

www.pbs.org

 

----- この記事を読んで -----

本文にもチラリと書かれていますが、アステロイドの衝突同様に、イエローストーンが大噴火したら、地球規模の影響があると心配されています。イエローストーンの大噴火の規模は、ローカルな火山の比ではなく、地球がハビタブル・ゾーンでなくなるかもしれません。

 

----- パズルのピース -----

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