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太陽系の外で発見されたミステリアスな惑星


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太陽系の外で発見されたミステリアスな惑星

(図 褐色矮星 クレジットNASA)  (Fig.) アーティクル・イメージ

 

科学者達は、私達の太陽系を飛び越えて初めて惑星 - 大質量物体の証拠を発見しました。 そしてそれは巨大です!

国立電波天文台(National Radio Astronomy Observatory)の研究者によれば、おそらく木星(Jupiter)より12倍もの大きさです。彼らは親星の周りに軌道をまったく使わずに宇宙を旅しているように見えるので、彼らはそれを「ごろつき(rogue)」惑星と呼んでいます。それは親星の周りの軌道をまったく使わずに、宇宙を通り、旅をしているように見えるからです。

「この物体は、惑星と褐色矮星(brown dwarf) または「失敗した星(failed star))との境界のところにあり、私達は星と惑星の両方の磁気プロセスを理解するのに役立つ可能性について、いくつかの驚きを与えてくれます。」と、カリフォルニア工科大学(Caltech)大学院で研究した修士で、現在はアリゾナ州立大学(Arizona State University)のハッブル(Hubble)ポスドク研究員のメロディー・カオ(Melodie Kao)氏は述べます。

褐色矮星は、惑星と見なすにはあまりにも巨大ですが、それらの核での水素の核融合を維持(星に力を与えるプロセス)するのに十分な大きさではありません。

カオ氏のチームは、ニューメキシコ州(New Mexico)中部に位置する電波天文台を使用しました。そこは、適切に磁気的活動を拾い研究するための「ベリー・ラージ・アレイ(Very Large Array、VLA)」と呼ばれる所でした。

 


NASA's New Horizons Spots Mystery Rogue Planet Beyond Pluto

(2:23)  2015/12/04

 

「この変わった天体は刺激的です。その磁気発電のメカニズムを研究することで、同じタイプのメカニズムがどのように機能するかについての新たな洞察が得られ、それは太陽系外の惑星 – 私達の太陽系以遠の惑星でも動作可能だからです」と、カオ氏は述べました。

この研究は、この天体(これはSIMP J01365663 + 0933473と指定されている)が木星よりも200倍強力な磁場を持つことを示しています。

この変わった天体は2016年に初めて取り上げられましたが、最近発見された5つの褐色矮星の1つであると考えられていました。しかし、この新しいデータは、それがはるかに若い天体で、その質量はずっと小さいことを示しているように見えます。理論的にはそれ自体が惑星に分類されることを意味します。

2億年前に地球から20光年で、天体の表面温度は約825℃または華氏1500°F (約 摂氏 816°) 以上です。

比較すると、太陽の表面温度は約5,500℃です。

この新たな発見に集中すれば、エイリアンの世界を探すのに役立つ新しい技術を開発することにつながる可能性があります。

 

 

----- 出典 -----

掲載終了しております。

(同様な記事)

metro.co.ukwww.12news.com

 

 

----- 参考 NASAのGIF -----

Scientists Improve Brown Dwarf Weather Forecasts

 

 

----- この記事を読んで -----

プラネット9の情報かなと思いきや、太陽になり損ねたガスの星のことでした。サイズが惑星程度なのですが、惑星と呼ぶよりは、「放浪している天体」と呼んだ方がしっくりくるのかもしれません。そうした天体には月に相当する衛星を持ち、システムを構成していることもあることでしょう。
宇宙には、惑星サイズの岩石の塊もあることでしょうし、液体状の天体もあるかもしれません。また、星とは呼ぶほど一塊になっていない濃度の雲状の広がりを持つガス(気体)もあるでしょう。私達の太陽系とは違う、想像できないような天体もたくさんありそうです。

 

----- パズルのピース -----

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