この新しい実験により、量子もつれを肉眼で「見る」ことができます
この新しい実験により、量子もつれを肉眼で「見る」ことができます
(図 Thumbnails クレジットNASA) (Fig.) アーティクル・イメージ
スイス(Switzerland)の研究者達は、人間が量子もつれ(quantum entanglement)を初めて直接感じ取ることを可能にする実験を考え出しました。量子もつれは、量子スケール[規模]で2つの粒子が存在するときに生じ、それらがリンクされるようにある意味、相互作用します。「空間」は、2つの物理的オブジェクト[物体]間の分離の錯覚を与える構造体に過ぎないかもしれないことを実証しています。つまり、量子スケールでの粒子の挙動は、はるかに大きい物理的システムの挙動を模倣するものではありません。
私達が宇宙スケールの説明の条件で考えるなら、一緒に生成された2つの電子が絡み合っています; 私達が宇宙のもう一方の側に1つを送り、次にそれらの1つに何かをすれば、スピンなら、他方はその行動を瞬時に模倣するでしょう。これは、その情報が光の速度よりも速く移動しているか、またはオブジェクト間で知覚している巨大な距離が実際には全く存在しないことを意味します。これは次ぎのどちらかを意味します。情報が光の速度よりも速く進行しているか、あるいは、再び、私達が物体の間に感じ取る広大な距離は、まったく存在しないかです。
量子もつれが確認されました。物理学者は実験室の環境で軽い粒子を絡ませることができる意味で、スイスからの研究者達はそれをさらに一歩進めたいと考えています。サイエンスアラート(ScienceAlert)誌が報告するように、「人間の目は基本的に光子検出器なことが前提で、理論的には人間の目を、絡み合い検出実験での光子検出器に置き換えて、検出器の代わりにプロセスを観察するために人々を使用できます。」
残念ながら、それは容易ではないでしょう、マツチューセッツ工科大学工学レビュー(MIT Technology Review)は明らかにしています:
主な問題は、目が単一の光子を検出できないことです。代わりに、目の奥の各々の光検出ロッドは、検出の引き金となるために、ごくわずかな光子で、刺激されなければならりません。トリックを行える光子の最低数は約7であると考えられますが、実際には、人々は通常数百または数千に達するときだけ光子を見ます。
それでも、目は特別に効率的な光検出器ではありません。優れた光学ラボには90%以上の効率を持つ光検出器があります。対照的に、とても低い光のレベルでは、眼は約8%効率的です。この意味は、多くの光子を逃すことです。
基本的に、誰かがこれが起こるのを見られるようにするために、何千もの量子もつれ光子が発射されなければならず、今日の技術では不可能です。それとも、そうなのでしょうか。
スイスの研究者達によれば、ビーム・スプリッタ(beam splitter)と呼ばれる装置を使うことができます:
レーザーからのコーヒーレント(coherent)[位相が揃った光]な光子のビームは、スプリッタに向けられ、それを介して送信され、しかしその後は位相の変化により反射されます。第2のレーザー・ビームが第1のレーザー・ビームと干渉すると、第1のレーザー・ビームの位相が変化し、スプリッタを通過する代わりに反射します。従って、第2のビームは、第1のビームが反射されるか否かを制御します。この「スイッチング・ビーム」は、メイン・ビームほど強力である必要はありません。これを成功させるには、コーヒーレントである必要があります。それは、実際のレーザーです。
ビーム・スプリッタを使用してさえ、座って何千もの実験を見る必要があります...
量子もつれがどのように機能するかについて、まだ混乱しているなら、ベリタシウム(Veritasium)のデレク(Derek)氏のこのビデオを見ることができます。
Quantum Entanglement & Spooky Action at a Distance
(9:15) 2015/01/12
以下は、クァンタム博士(Dr. Quantum)のもうひとつの優れた映像です。この映画のザ・ブリープのシーンでみられる:ダウン・ザ・ウサギ・ホール(Down The Rabbit Hole)
(1:38) 2014/10/15
----- 出典 -----
「THIS NEW EXPERIMENT WILL ALLOW US TO ‘SEE’ QUANTUM ENTANGLEMENT WITH THE NAKED EYE」は、掲載終了しております。
(同様な記事)
www.sciencealert.comupriser.com
----- 2016/03公開の記事を読んで -----
量子もつれ(クァンタム・エンタングルメント)」についての記事になります。最初の2節が肝心な部分で、この後の部分は観測テクニックについてになります。
量子もつれは、「情報が光の速度よりも速く進行している」、または「私達が物体の間に感じ取る広大な距離は、まったく存在しない」という物理学の根底に関わる事実を投げかけています。つまり、現代物理学の見方や考え方では、不足しているか、見直すべきことがあることを言っています。
具体的にはこのことです。相対性理論では、宇宙の制限速度「光速」を超えられないことを根底として位置付けています。これを見直すか、または「空間3次元」+「時間」として採用している時空での、「距離」の概念を見直す必要になります。さて、宇宙の真実はどこにあるのでしょうか。
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