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「終末に備える種子貯蔵庫」は気候変動のため深刻な危険にさらされています


「終末に備える種子貯蔵庫」は気候変動のため深刻な危険にさらされています

(図 Svalbard Global Seed Vault Exterior 2020 ウィキメディア経由CC2.0 クレジットCierra Martin for Crop Trust)

(Fig.) アーティクル・イメージ

 

北極スヴァールバル(Arctic Svalbard)諸島の一部であるノルウェー(Norwegian)のスピッツベルゲン(Spitsbergen)島には、重要な種子の複製サンプルと予備のコピーが保管されている世界種子貯蔵庫(Global Seed Vault)があります。 終末に備える種子貯蔵庫(Doomsday Vault)とも呼ばれるこの貯蔵庫は、大規模または世界的な大災害が発生した後でも種子が安全であることを保証する試みです。

 

(追加図 Global Seed Vault, Spitsbergen  GoogleEarth 78°14'8.91"N 15°29'28.28"E )

 

種子は、可能な限り老化を遅らせるために、酸素へのアクセスを最小限に抑えて -18 °C ( -0.4 °F) に保たれます。 電気が停止した場合のフェイルセーフの 1つは、北方領土(northern territories)で一般的な凍った土である、周囲の永久凍土層です。 しかしながら、ノルウェー政府による新たな報告によれば、スヴァールバル諸島地球温暖化(global warming)による大きな変化に直面しています。

報告書は、今世紀の最後の四半世紀までに、島の気温は、ガス排出量の抑制が最小限であれば約 10 °C ( 18 °F) 上昇し、そうであれば約 7 °C ( 13 °F) 上昇すると予測しています。 温室効果ガスの大幅な削減です。 熱の上昇は永久凍土の融解につながり、施設周辺の固い地面がどろどろになり、現在土壌で凍結しているメタンと二酸化炭素がさらに放出される可能性があります。 数年前、永久凍土の融解により地下室が浸水して(a)危険にさらされました。

しかし、それは気温の変化だけではありません: 雨がより一般的でより激しくなり、積雪期が短くなり、雪崩や地滑りがより一般的になります。 これはすべて 2071 年以降の将来を見据えたものの一方で、過去 50年間だけでも、すでに劇的な変化を示しています。

スヴァールバル諸島の気温は、過去 40 ~ 50 年間で 3 ~ 5 ℃ 上昇しました。 晩年には、冬に大雨が降るというエピソードがありました。 西海岸沿いのフィヨルド(Fjords)は、ほとんどの年で氷がなくなりました。 永久凍土はかなり暖まり、ロングイェールビーン(Longyearbyen)とその近くで多数の雪崩が発生しています」と、報告書は述べています。

群島の将来の変化の推定値は、2013年に気候変動に関する政府間パネルによって発表された地球規模の気候モデルに基づいています。 高排出シナリオでは、もしも私達の行動に変化がないのならば、何が起こるかを検討します。 中程度のシナリオは、2040年以降の大幅な削減です。 2020 年以降の大幅な削減という低排出シナリオは、現時点ではとてもあり得なさそうです。

 

 

----- 出典 -----

www.iflscience.comwww.businessinsider.comnypost.comallthatsinteresting.com

 

----- 2019/08/20公開の記事を読んで -----

この研究貯蔵施設の概要については、Wikiからの引用で分かると思います。

このような施設の社会的、科学的な必要性の延長には、世界の終焉(終末)の想定も入っているのでしょう。

  • 見方を変えれば、世界的な大災害(惨事)が起きないのならば、このような施設の必要性は全くありません。

終焉(終末)まで行かなくとも、どのような大災害(惨事)が予想されているのでしょうか。

 

Svalbard Global Seed Vault - Wikipedia ( スヴァールバル世界種子貯蔵庫 - Wikipedia )

 

----- パズルのピース -----

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