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科学者達は「5番目の自然の力を発見」:研究者達は、「可視世界をタークマターに繋ぐ」エネルギーを観測したと主張


科学者達は「5番目の自然の力を発見」:研究者達は、「可視世界をタークマターに繋ぐ」エネルギーを観測したと主張

(図 Cosmic web ウィキメディア経由CC4.0)

(Fig.) アーティクル・イメージ  5番目の基本的な力のヒントが物理学の世界を騒がせました。ハンガリー科学アカデミーの研究者達は、それを実際に示すことができる結果を明らかにしました。 この発見は、宇宙の理解を完全に覆す可能性があります。 写真は、宇宙ウェブの画像です

 

科学者達は、彼らが第5の自然の力を観察したと主張しています。それは、宇宙がどのように機能するかについて、私達の理解を変える可能性があります。

ハンガリー科学アカデミー(Hungarian Academy of Sciences)の研究者達は、それを実際に示せる結果を明らかにしました。

彼らは、これを見ました。粒子が奇妙な方法で分裂するとき、励起され、崩壊するヘリウム原子(helium atom)が光を発します。それは物理学の現在の理解では説明できませんでした。

主導する科学者のアッティラ・クラスナホルカイ(Attila Krasznahorkay)氏は2度目のことで、彼のチームは彼らがX17と呼ぶ新しい粒子を見ました。

彼らは、その質量が17メガ電子ボルト(mega-electron-volts)であることを発見しました。

クラスナホルカイ氏はCNNに次のように伝えています:「X17は、私達の可視世界とダークマター(dark matter)をつなぐ粒子になる可能性があります。」

カリフォルニア大学アーバイン校(University of California, Irvine)の物理学と天文学のジョナサン・フェン(Jonathan Feng)教授は、クラスナホルカイ氏のチームの努力を注視しており、それが「ゲーム・チェンジャー(game changer)」になる可能性があると述べ、それが複製可能であれば、 「これは考えなくともノーベル賞になります」と付け加えました。

ハンガリーのチームが放射性崩壊の異常を発見してから3年後に、新しい粒子の存在が提示されました。

もしも彼らのテストが正確であることが証明されたのならば、この発見は、宇宙がどのように機能するかについての私達の理解を完全に覆す可能性があります。

現在の物理モデルは、こう述べています。重力、電磁気、原子間の弱い力と強い力の4つの基本的な力が自然界にあります。

クラスナホルカイ氏と彼の物理学者チームによる2016年の実験は、別の力があることを提示しました。

チームはその当時に、こう述べました。ネイチャーニュース(Nature News)誌のレポートによれば、彼らは奇妙な放射性崩壊の不規則性を発見しました。

彼らは2015年後半に権威あるフィジカル・レビュー・レター(Physical Review Letters)誌で、彼らの結果を発表しました。

ギズモード(Gizmodo)誌のレポートによれば、急進的な主張にもかかわらず、彼らの論文はほとんど注目されませんでした。

これは、カリフォルニア大学の物理学者が彼らの方法と結果を確認し、そして研究が正確であることが分かるまでです。

「それが正しいかどうかを教えてくれるのは、ある粒子が別の粒子と話をする方法で何かが起こっていますが、今は私達の数学の中に入れていないということです」と、シドニー大学(University of Sydney)の天体物理学のジェラン・ルイス(Geraint Lewis)教授は、当時のABCニュースに伝えました。

 

科学者達は、何十年にも渡り第5番目の力が存在することを理論化してきました。

彼らは、素粒子物理学の標準モデル(standard model)が、ダークマターを説明できないことの説明に役立つと主張しています。

ダークマターは、宇宙の質量の80%以上を占めると考えられている目に不可視の物質です。

理論家達は、電磁力を運ぶ「ダーク・フォトン(dark photon)」を含む、多くのエキゾチック物質粒子(exotic-matter particles)を提案しています。

ハンガリーの科学者達は、薄いリチウム(lithium)のストリップ(strip)で陽子(protons)を爆破することでダーク・フォトンを探していました。

リチウムがプロトンを吸収するとき、それはベリリウム(beryllium)の不安定なバージョンに変化し、さらに崩壊して電子(electrons)と陽電子(positrons)を生成します。

陽子が140度の角度でリチウムに衝突するとき、予想以上に多くの電子と陽電子が生成されました。

クラスナホルカイ氏は、この余分な物質は、電子よりも34倍重い粒子で作られていることを提示しました。

「実験結果にはとても自信があります」と、当時のクラスナホルカイ氏は述べ、チームは何回かテストを繰り返しましたと付け加えました。

しかし、多くの科学者達は、この主張に懐疑的でした。

 

(Fig.1) ハンガリーデブレツェン(Debrecen)にある核研究所(Institute for Nuclear Research)の物理学者は、この装置(電子陽電子分光計)が新しい粒子の証拠を発見したと言いました。

 

 

----- 出典 -----

www.dailymail.co.uk(同様な記事)

metro.co.ukwww.thesun.co.ukfreedomandsafety.com(関連記事)

sciencebriefss.com

 

----- 参考ビデオ -----

Mysterious 'Particle X17' Could Carry a Newfound Fifth Force of Nature

(4:19) 2019/12/11

 

----- 2019/11/23公開の記事を読んで -----

プロトンがリチウムにある条件で衝突するとき、無かった粒子が空間に現れるようです。なんででしょう。超ミステリーです。

そもそも、宇宙で時空に大きく関わる重力が、4つの基本相互作用の中で余りにも小さいことが知られています。そんな重力のバランスから、宇宙にはダークマターがあると想定されていますが、ダークマターの発見には至っていません。そして、マターとは別の何かがあるのかも知れない... そうした考えが登場して不思議ではありません。

 

----- パズルのピース -----

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