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恒星がハッブル宇宙望遠鏡の目の前でブラックホールに変わった


恒星がハッブル宇宙望遠鏡の目の前でブラックホールに変わった

(図 blackhole Pixabay by Alexander Antropov)

 

さようなら超新星

巨大な恒星がその燃料を消費するとき、その中心核は高密度の物体に崩壊し、残りのガスを外に送り出します、超新星(supernova)と呼ばれる出来事です。 残っているのは、たいていは中性子星(neutron stars)かまたはブラックホール(black holes)です。 そして今、ハッブル宇宙望遠鏡(Hubble)は超新星が明滅するのを見たようです - ブラックホールが引き継いだ瞬間を捉えたことを提示しています。

 

(図 Massive Star Goes Out With a Whimper Instead of a Bang クレジットNASA/ESA/C. Kochanek(OSU))  NASAハッブル宇宙望遠鏡が撮影したこの可視光と近赤外線の写真のペア。巨大な恒星 N6946-BH1 が内破(爆縮)してブラック ホールを形成することにより、見えなくなる前と後の様子を見せています

 

一方で、一部の超新星イベントは爆発的で、SN 1054のように何千年もの間の残骸の雲(別名、星雲(nebula) )を残します。問題の恒星が爆発し始めたようで、そうして、その総てのガスが直ぐに中心のブラックホールに吸い戻されました。 恒星の中心核の崩壊が特に大きいとき、これは起こり得ます。 爆発するよりむしろ、ガスは恒星の中心核で直接崩壊します。

これらの、いわゆる「大失敗(massive fails)」(はい、それが彼らの呼び方です)のほんの一部しか発見されていません。そのため、天文学者達は結果に用心深いです。 しかし、銀河NGC 6946にあるこの異常な星は、2200万光年離れたところから見るのに十分な明るさで、瞬時に消えました。これは、大規模な恒星質量ブラックホールが犯人として駆動したことを提示しています。

 

(図 Massive Star Goes Out With a Whimper Instead of a Bang (Artist's Concept) クレジットNASA/ESA/P. Jeffries(STScl))  この絵は、超新星として爆発することはなく、内破(爆縮)してブラック ホールを形成する超大質量星の生涯の最終段階を示しています

 


----- 出典 -----

astronomy.comwww.jpl.nasa.govwww.sci-nature.vipscience-porn.blogspot.com

----- 参考ビデオ -----

Star Gives Birth to Possible Black Hole in Hubble and Spitzer Images

(3:07) 2017/05/26

 

----- 2017/05/25公開の記事を読んで -----

恒星の最後としての超新星爆発の現象。ちゅど~ん、と宇宙の花火が上がり、飛散したガスなどにより輝く星雲が作られ、恒星が爆発した残りが「白色矮星」や「中性子星」、「ブラックホール」などの天体になると考えられています。

 

今回は、巨星が最後をむかえ、超新星爆発をすると同時に一気に崩壊しブラックホール化する状況を観測したようです。

つまり、爆発して飛散するよりもブラックホールに引っ張り込まれる方が上回り、ショボッと一気に暗くなったようで、まるで超新星爆発がなかったかのように見えます。

ある意味新鮮です。 「爆縮」とか内破」と呼んでいるようです。

 

N6946-BH1 - Wikipedia

 

----- パズルのピース -----

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