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「エイリアン侵略」のエイプリル・フールの物語が、ヨルダンの市長を怒らせる


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「エイリアン侵略」のエイプリル・フールの物語が、ヨルダンの市長を怒らせる

(図 UFO Pixabay)  (Fig.) アーティクル・イメージ

 

ヨルダンの市長は、エイリアンが近くに上陸したとのこと、とするエイプリル・フールの報道で新聞を訴えることを検討している。

 

2010年4月1日のアルガド(Al-Ghad)紙の最初のページの記事によると、3m(10フィート)の生き物によるフライング・ソーサーが、ヨルダン(Jordan)東部の砂漠のジャフル(Jafr)に着陸したとのことです。

通信ネットワークがダウンし、怯えた町民が通りに逃げ出したとのことです。

モハメッド・ムレイハン(Mohammed Mleihan)市長は、親達はとても恐れていたので、その日は子供達を学校に行かせなかったと言いました。

「生徒達は学校に行かず、両親は怯えており、私は町の13,000人の住民をほぼ避難させた」と、ムレイハン氏はAP通信に伝えました。

「人々はエイリアンが彼らを攻撃することを恐れていました。」

彼はすぐに治安当局に通知し、彼らはエイリアンを探してその地域を捜索したと言いました。 彼らは何も見つけられませんでした。

 

ビッグ・ジョーカー

アルガド紙の最初のページの記事によると、巨大なエイリアンはフライング・ソーサーに乗って、アンマン(Amman)の東約300 km(190マイル)にあるヨルダンの砂漠の町ジャフルをライトアップし、到着したとのことです。

アルガド紙の編集長、ムッサ・バルハウメ(Moussa Barhoumeh)氏はこう言いました、この新聞はエイプリル・フールの楽しい時間を過ごしていただけで、ご不便をおかけして申し訳ありませんでした。

「私達は人々を怖がらせるのではなく、楽しませるつもりだった」と、彼は言いました。

バルハウメ氏は、なぜジャフルが冗談の標的に選ばれたのかについては述べていませんが、この地域は、合同訓練演習のために米軍をホストすることもある近くの軍事基地で有名だからです。

人権団体は次の主張をしています。基地はかつてアルカイダ(al-Qaida)の過激派とされる人物を収容しており、その何名かはグアンタナモ湾(Guantanamo Bay)から移送されました。しかし、ヨルダンはその容疑を否定しました。

 

マスコミに登場するエイプリル・フールのジョークは英国の偉大な伝統かもしれませんが、これはヨルダンには当てはまりません、と首都アンマン(Amman)のBBCの、デール・ガヴラック(Dale Gavlak)氏は言います。

エジプト人(Egyptians)はアラブ(Arab)世界のビッグ・ジョーカー(big jokers)として有名です、ほとんど何でも簡単に笑うことができますが、一方で、ヨルダン人はもっと深刻だと考えられています。

アンマンで毎年国際コメディー・フェスティバルを開催することでその認識を変えようとしている人もいますが、ジャフルの市長に対して、これは明らかに行き過ぎた1つのジョークでした、と私達の特派員は付け加えます。

 

 

----- 出典 -----

news.bbc.co.uk(同様な記事)

metro.co.uk

 

----- この記事を読んで -----

2010年のエイプリル・フールのジョークで、ヨルダン(ヨルダン・ハシミテ王国)の一部でプチ・パニックになったらしいです。その後は、ここまで問題化したようなUFOジョークはなさそうです。イスラム圏で、なんとなくカルチャー・ギャップがありそうな中での出来事に驚かされます。
冗談が通用しない民族性が指摘されていることと、心のどこかで地球外生命を信じている共通認識があってのことなのでしょう。これについて、人類が、後天的に得た情報によるものなのか、先天的に本能の1つとして持っている危険回避行動なのかを考えるのは興味深いです。
なお、発表するような成果はなさそうですが、NASAも真剣に地球外知的生命を探査を継続しています。

 

----- パズルのピース -----

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