新型コロナウイルス – 現状と予防 (マスク追記)
インデックス
新型コロナウイルス – 現状と予防
基本的に、WHOの動向や情報に注目してお伝えしています。
被害状況を把握すると、非常事態であることに変わりがないことを改めて認識する必要があります。
まず、コロナウイルスの被害状況は、こちらページでリアルタイムに近い頻繁さで更新されているものを確認できます。
www.worldometers.infoこの記事を書いている2月7日19時頃で、感染者31,529名、死亡者 638名となってしまっています。このページ内の数字をどう読み解くかですが、ほぼ中国に封じこめられているとも読めますし、2番目に感染者数が多いのが日本だとも読めます。
早く終息してほしいものですが。。。感染者数、死亡者数ともに2次関数的な増大をしており、終息の気配すらなさそうな有様です。
WHOのコロナウイルス専用の情報ページが立上げられています。
Coronavirus disease (COVID-19) pandemic
こちらに貼られた、予防措置をまとめたアニメーションのビデオです。
(4:49) 2020/01/31
ノベル・コロナウイルス(2019-nCoV)の一般向けアドバイス
WHOの、大衆向けの予防対策の専用ページ
Coronavirus disease (COVID-19) advice for the public こちらより、日常向けの対策を、ざっとご紹介いたします。
頻繁に手を洗う
手が目に見えて汚れていないのなら、石鹸と水で頻繁に手を洗うか、またはアルコールベースの消毒剤で手をこすります。
どうして?ウイルスが手にあるなら、石鹸と水で手を洗うか、アルコールベースの消毒剤で手をこすることで、ウイルスは除去されます。
呼吸器衛生の実践
咳やくしゃみをするときは、曲げた肘またはティッシュペーパーで口と鼻を覆ってください。すぐにティッシュペーパーを閉じたビンに捨てて、アルコールベースの消毒剤で手をこするか、または石鹸と水で手をきれいにしてください。
どうして?咳やくしゃみをするときに口と鼻を覆うことは、細菌やウイルスの拡散を防ぎます。手にくしゃみや咳をすると、その手で触れた物や人を汚染する可能性があります。
人との距離を保つ
自分と他の人、特に咳をしている人や、くしゃみをしている人、発熱している人との距離を少なくとも1メートル(3フィート)維持してください。
どうして?2019-nCoVなどの呼吸器疾患に感染した人が咳やくしゃみをすると、ウイルスを含む小さな水滴(飛沫)が飛び出します。もしも近すぎるのなら、ウイルスを吸い込んでしまいます。
目、鼻、口に触れないようにしてください
どうして? 手が多くのものの表面に触れ、触ったものがウイルスで汚染されている可能性があります。もしも汚染された手で目、鼻、口に触れたのならば、汚染された表面から自分にウイルスを移すことになります。
発熱、咳、呼吸困難がある場合は、早めに診療を受けてください
2019-nCoVが報告されている中国の地域に旅行したことがある場合、または中国から旅行して呼吸器症状のある人と密接に接触した場合は、医療機関に伝えてください。
どうして?発熱、咳、呼吸困難があるときはいつでも、呼吸器感染症またはその他の深刻な状態が原因である可能性があるため、直ちに医師の診察を受けることが重要です。発熱を伴う呼吸器症状にはさまざまな原因があり、個人の旅行歴と状況によっては、2019-nCoVがその1つになることがあります。
軽度の呼吸器症状があり、中国への、または中国国内での旅行歴がない場合
軽度の呼吸器症状があり、中国へのまたは中国国内での旅行歴がない場合は、基本的な呼吸器および手指の衛生を注意深く実践し、可能であれば回復するまで家にいてください。
生または調理が不十分な動物製品の消費を避ける
生の肉、牛乳、または動物の臓器を取り扱う際は、食品の安全対策に従って、未調理の食品との相互汚染を防止してください。
WHOの制作ではありませんが、WHOの内容を手短に紹介しているビデオはこちらです。
www.facebook.com(3:25)
マスクを使用するタイミングと方法
2月10日、追記。マスクについてWHOのページが追加されました。
Coronavirus disease (COVID-19) advice for the public: When and how to use masks
マスクを使用するとき
- もしもあなたが健康ならば、2019-nCoV感染の疑いがある人の世話をしている場合にのみ、あなたはマスクを着用する必要があります。
- もしあなたが咳やくしゃみをするのならば、マスクを着用してください。
- マスクは、アルコールベース消毒剤の手洗いか、または石けんと水で頻繁に手洗いすることと組み合わせて使用した場合にのみ有効です。
- もしあなたがマスクを着用するのなら、あなたは、その使用方法を知る必要があり、適切に廃棄する必要があります。
マスクの着用、使用、脱着、および廃棄方法
- マスクを着用する前に、アルコールベース消毒剤で手をこするか、石鹸と水で手をきれいにしてください。
- マスクで口と鼻を覆い、顔とマスクの間に隙間がないことを確認します。
- 使用中はマスクに触れないでください。もしあなたがマスク触れたのならば、アルコールベースの消毒剤で手をこするか、または石鹸と水で手をきれいにしてください。
- 湿ったらすぐにマスクを新しいものと交換しなさい、また、使い捨て(ディスポ)マスクを再使用してはいけません。
- マスクを取り外すには:マスクを背後から取り外します(マスクの前面に触れないでください)。閉じたビンにすぐに捨てます。アルコールベース消毒剤で手をこするか、石鹸と水で手をきれいにします。
★★★
WHOの提言で関心が行くことは、日本では「マスク、マスク、、、」と言われて必需品化されている印象ですが、WHOは公衆衛生のツールとしてマスクを最重要な位置づけにしていないようです。
追加されたマスクのページでも、マスクは指定された状況での限定的な利用であり、マスクは汚染されるものとして、取り扱い注意のものになります。
また、「うがい」については全く言及されておらず、ウイルスに接触してからの「うがい」では効果がないということなのでしょうか。
むしろ、手洗い、汚染物の捨て方、顔に触らないこと、人と距離を開けることが重要とのことです。
特に、在宅ケアでの参考はこちらをどうぞ
コロナウイルスの誤情報について
なにかのお役に立てれば